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ナーレンズ・ノエル

アメリカのバスケットボール選手 (1994 - )

ナーレンズ・ノエル（Nerlens Noel, 1994年4月11日 - ）は、アメリカ合衆国マサチューセッツ州モールデン出身のプロバスケットボール選手。ポジションはセンター。

ナーレンズ・ノエル
Nerlens Noel
フィラデルフィア・76ersでのノエル
(2015年)
フリーエージェント
ポジション C
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生年月日 (1994-04-10) 1994年4月10日（30歳）
出身地 マサチューセッツ州モールデン
身長 208cm (6 ft 10 in)
体重 100kg (220 lb)
キャリア情報
高校 エバレット高等学校
ティルトン・スクール
大学 ケンタッキー大学
NBAドラフト 2013年 / 1巡目 / 全体6位[1]
プロ選手期間 2013年–現在
経歴
2013–2017フィラデルフィア・76ers
2017–2018ダラス・マーベリックス
2018–2020オクラホマシティ・サンダー
2020–2022ニューヨーク・ニックス
2022–2023デトロイト・ピストンズ
2023※ブルックリン・ネッツ
※10日間契約での在籍
受賞歴
  • NBAオールルーキーファーストチーム (2015)
  • オールSECファーストチーム (2013)
  • SEC最優秀守備選手賞 (2013)
  • SECオールディフェンシブチーム (2013)
  • SEC新人王 (2013)
  • SECオールフレッシュマンチーム (2013)
  • パレード誌オールアメリカンファーストチーム (2012)
Stats ウィキデータを編集 Basketball-Reference.com
Stats ウィキデータを編集 NBA.com 選手情報 NBA.Rakuten

経歴

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学生時代

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高校はマサチューセッツ州の地元の高校に通っていたが、2年生の時にニューハンプシャー州のティルトン高校に転校。そこで名を挙げ、オールアメリカン級の選手に成長した。大学はケンタッキー大学に入学。1年生から先発で活躍し、NBAスカウトからは､「ドラフトにエントリーすれば、間違いなく1位で指名されるだろう」という評価を受けていた。しかし、2013年2月のフロリダ大学戦で左膝の前十字靭帯を断裂する怪我を負ってしまい、NCAAシーズンの残り試合を全休。先行きに暗雲が垂れ込めた。

フィラデルフィア・76ers

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負傷を抱えながらも2013年のNBAドラフトにアーリーエントリーを表明した[1][2] 。 しかし、少なくとも5位までには指名されるだろうと思われていた評価は、怪我の影響で急落してしまった。6位でニューオーリンズ・ペリカンズに指名され、直後にドリュー・ホリデーとのトレードで、交渉権がフィラデルフィア・セブンティシクサーズに移った[3]。指名後のインタビューでは「自分の指名を見送ったチームに、代償を払わせてみせる」と意気込んだが、左膝の状態が思わしくなく、手術を決断しルーキーシーズンを全休することになった。[4][5] 2014年のサマーリーグで実戦に復帰。2014-15シーズンからようやくノエルのNBA生活がスタートした。ルーキーシーズンは75試合の出場で、平均9.9得点8.1リバウンドを記録し、NBAオールルーキーチームのファーストチームに選出された。

2015-16シーズンも苦しいシーズン事情の中奮闘したノエルだったが、2016-17シーズンは再び左膝の負傷で出遅れ、更にジョエル・エンビードの台頭などで出場機会が減少した。

ダラス・マーベリックス　

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2017年2月23日にトレードでダラス・マーベリックスへ移籍した[6]。

移籍後は先発としての出場機会が増え、低迷するチームのインサイドを支えた。シーズン終了後にFAになったものの、マックス契約を要求するノエル側と、過去の負傷歴を懸念するマーベリックス側との間で、再契約交渉が難航。結局8月26日にクオリファイング・オファーを飲み、1年契約で再契約した[7]。2018年4月3日、NBAはノエルが反薬物プログラムに違反したとして5試合の出場停止処分を課すと発表した[8]。

オクラホマシティ・サンダー

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2018年7月2日にオクラホマシティ・サンダーとの2年346万ドルのミニマム契約を結んだ[9][10]。

ニューヨーク・ニックス

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2020年11月23日にニューヨーク・ニックスと1年500万ドルで契約した[11]。

2020-21シーズンオフにFAとなったが、2021年8月11日にニックスと3年3200万ドルで再契約した[12]。

デトロイト・ピストンズ

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2022年7月11日にニコラ・ラディチェビッチ（英語版）の交渉権とドラフト2巡目指名権とのトレードで、アレック・バークスと2つのドラフト2巡目指名権、金銭と共にデトロイト・ピストンズへ移籍した[13]。

2023年2月28日に解雇された[14]。

ブルックリン・ネッツ

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2023年3月6日にブルックリン・ネッツと10日間契約を結んだ[15]。

サクラメント・キングス

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2023年7月21日にサクラメント・キングスと契約した[16]。

個人成績

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略称説明
  GP 出場試合数   GS  先発出場試合数  MPG  平均出場時間
 FG%  フィールドゴール成功率  3P%  スリーポイント成功率  FT%  フリースロー成功率
 RPG  平均リバウンド数  APG  平均アシスト数  SPG  平均スティール数
 BPG  平均ブロック数  PPG  平均得点  太字  キャリアハイ

NBA

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レギュラーシーズン

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シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2014–15 PHI 75 71 30.8 .462 --- .609 8.1 1.7 1.8 1.9 9.9
2015–16 67 62 29.3 .521 .500 .590 8.1 1.8 1.8 1.5 11.1
2016–17 29 7 19.4 .611 .000 .683 5.0 1.0 .4 .9 8.9
DAL 22 12 22.0 .575 --- .708 6.8 .9 1.0 1.1 8.5
2017–18 30 6 15.7 .524 .000 .750 5.6 .7 1.0 .7 4.4
2018–19 OKC 77 2 13.7 .587 --- .684 4.2 .6 .9 1.2 4.9
2019–20 61 7 18.5 .684 .333 .755 4.9 .9 1.0 1.5 7.4
2020–21 NYK 64 41 24.2 .614 .000 .714 6.4 .7 1.1 2.2 5.1
2021–22 25 11 22.5 .533 .000 .700 5.6 .9 1.2 1.2 3.4
通算 450 219 22.4 .549 .154 .655 6.2 1.1 1.5 1.3 7.3

プレーオフ

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シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2019 OKC 5 0 12.0 .600 --- .000 3.8 .0 .4 .6 4.8
2020 7 0 13.9 .471 .000 .500 4.1 .4 .3 .7 3.0
2021 NYK 5 2 18.4 .500 --- .813 4.0 .2 .8 .6 4.0
通算 17 2 14.6 .532 .000 .643 4.0 .2 .5 .6 4.0

カレッジ

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シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2012–13 ケンタッキー 24 24 31.9 .590 .000 .529 9.5 1.6 2.1 4.4 10.5

人物

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ケンタッキー大学の先輩のエリック・ブレッドソーとは親交が深く、左膝のリハビリをしていた時に色々と相談に乗ったという。

マイケル・カーター＝ウィリアムズとは同じマサチューセッツ州出身同士で、学生時代から面識があったという。

脚注

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  1. ^ Smith, Chris (28 June 2013). “Nerlens Noel's NBA Draft Slide Will Cost Him $10 Million”. Forbes. http://www.forbes.com/sites/chrissmith/2013/06/28/nerlens-noels-nba-draft-slide-will-cost-him-10-million/ 30 May 2014閲覧。 
  2. ^ Deveney, Sean (21 May 2013). “Draft watch: Nerlens Noel 'is best player in the draft,' scout says”. Sporting News. http://www.sportingnews.com/nba/story/2013-04-15/draft-watch-nerlens-noel-kentucky-torn-acl-trey-burke-alex-len 30 May 2014閲覧。 
  3. ^ Associated Press (July 12, 2013). “Nerlens Noel-Jrue Holiday deal done”. ESPN. ESPN Internet Ventures. December 1, 2014閲覧。
  4. ^ Windhorst, Brian (October 22, 2013). “Nerlens Noel to miss season”. NBA.com. Turner Sports Interactive, Inc.. September 29, 2014閲覧。
  5. ^ “Nerlens Noel's Hard Rehab Road to Next Season”. SportsMedia101.com (November 11, 2013). November 11, 2013閲覧。
  6. ^ Mavs Acquire Nerlens Noel For 1st Rounder, Justin Anderson, Andrew Bogut
  7. ^ Nerlens Noel signs one-year, $4.1 million qualifying offer with Mavs
  8. ^ “Mavericks' Nerlens Noel, Jazz's Thabo Sefolosha suspended for violating anti-drug program” (英語). NBA.com (2018年4月3日). 2018年4月4日閲覧。
  9. ^ “Nerlens Noel joining Thunder on two-year minimum deal, sources say” (英語). ESPN.com (2018年7月2日). 2018年12月22日閲覧。
  10. ^ “Thunder Signs Nerlens Noel” (英語). NBA.com (2018年7月6日). 2018年12月22日閲覧。
  11. ^ “ニックスがオースティン・リバース＆ナーレンズ・ノエルと契約合意”. NBA Rakuten. (2020年11月23日). https://nba.rakuten.co.jp/news/5800 2021年7月19日閲覧。 
  12. ^ “Knicks Re-Sign Nerlens Noel”. www.nba.com. 2021年9月1日閲覧。
  13. ^ “DETROIT PISTONS ACQUIRE ALEC BURKS, NERLENS NOEL, DRAFT PICKS AND CASH CONSIDERATIONS” (英語). www.nba.com. 2022年7月12日閲覧。
  14. ^ “Detroit Pistons buy out Nerlens Noel's $9.2M contract” (英語). finance.yahoo.com. 2023年3月6日閲覧。
  15. ^ “Brooklyn Nets Sign Nerlens Noel to 10-day Contract” (英語). www.nba.com. 2023年3月6日閲覧。
  16. ^ “Sacramento Kings Sign Nerlens Noel” (英語). www.nba.com. 2023年7月22日閲覧。

外部リンク

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