ナノチューブ
ナノチューブ (nanotube) とは、筒状の微細構造を持つ物質の総称。おおむね、筒の太さがナノメートルスケールのもの。カーボンナノチューブなど人工的に合成されるものは、ナノ材料としてナノテクノロジーの分野で利用される。
- カーボンナノチューブ (carbon nanotube, CNT) は、炭素の六員環ネットワークで構築されたナノチューブ。
- トンネルナノチューブ (tunneling nanotubule, TNT) は、広義の細胞小器官の1つ。細胞相互の情報伝達の働きを担う径数10 - 300ナノメートルほどの突起で、これを他の細胞に伸ばして情報を伝達する。現在、ヒトの免疫系細胞に見つかっている[1]。
脚注
編集- ^ Simon C. Watkins & Russell D. Salter "Functionam Connentivity between Immune Cells Mediated by Tunneling Nanotubules" Immunity, Vol 23, 309-318, September 2005. DOI: 10.1016/j.immuni.2005.08.009