ナイスホリデー木曽路
(ナイスホリデー妻籠・馬籠から転送)
ナイスホリデー木曽路(ナイスホリデーきそじ)は、東海旅客鉄道(JR東海)が名古屋駅 - 塩尻駅間を中央本線経由で運行していた臨時快速列車である[1]。
ナイスホリデー木曽路 | |
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概要 | |
国 | 日本 |
種類 | 臨時快速 |
現況 | 運行終了 |
地域 | 愛知県・岐阜県・長野県 |
運行開始 | 1995年 |
運行終了 | 2020年 |
運営者 | 東海旅客鉄道(JR東海) |
路線 | |
起点 | 名古屋駅 |
終点 | 塩尻駅 |
営業距離 | 174.8 km(名古屋 - 塩尻間) |
列車番号 |
5705M・5744M(名古屋 - 中津川間) 8827M・8828M(中津川 - 塩尻間) |
使用路線 | JR東海:中央西線(名古屋 - 中津川間中央線 (名古屋地区)) |
車内サービス | |
クラス | 普通車 |
座席 | 全車自由席 |
技術 | |
車両 | 313系電車(神領車両区) |
軌間 | 1,067 mm |
電化 | 直流1,500 V |
運行
編集概要
編集名古屋駅 - 中津川駅間で土曜日・休日に運行される定期列車5705M/5744Mを延長する形で、特定の運転日に1往復が運行される。したがって、平日ダイヤでの運行はない。延長区間の列車番号は8827M/8828Mである。
2015年3月のダイヤ改正以前は、下り列車については東海道本線大垣発名古屋行き快速5502Fから連続して運行されていた。
停車駅
編集名古屋駅 - 金山駅 - 鶴舞駅 - 千種駅 - 大曽根駅 - 勝川駅 - 春日井駅 - 高蔵寺駅 - 多治見駅 -(この間、各駅に停車)- 中津川駅 - 南木曽駅 - 上松駅 - 木曽福島駅 - 藪原駅 - 奈良井駅 - 木曽平沢駅 - 塩尻駅
車両
編集- 313系1300番台(神領車両区所属)
2015年3月のダイヤ改正以前は313系0番台・300番台(大垣車両区所属)が、2012年3月のダイヤ改正以前は311系(大垣車両区所属)が使用されていた[2]。
運行日
編集春から秋の行楽シーズンに運行され、冬季には代わりに「きそスキーチャオ」が名古屋駅 - 藪原駅間で運行される。「きそスキーチャオ」は神領車両区所属の313系1000・1100番台もしくは1500・1600番台のいずれかが使用される。
中央西線臨時快速列車沿革
編集赤沢森林 → 御岳赤沢
編集- 1987年(昭和62年) 「赤沢森林」が名古屋駅・中津川駅 - 木曽福島駅間に設定される。165系を使用。
- 1988年(昭和63年) 運行区間が名古屋駅 - 木曽福島駅間に統一される。
- 1989年(平成元年) この年は下り列車のみの運行。
- 1990年(平成2年) 列車名を「御岳赤沢」に変更。上り列車復活。またこの年の冬シーズンのみ名古屋駅 - 日出塩駅間の設定とされる。
- 1992年(平成4年) この年限りで運行を終了。「ナイスホリデー赤沢森林」に吸収される。
ナイスホリデー赤沢森林
編集- 1990年(平成2年) 「ナイスホリデー赤沢森林」が大垣駅 - 木曽福島駅・日出塩駅間に設定される。311系を使用。
- 1991年(平成3年) 運行区間が延長され、大垣駅 - 塩尻駅間となる。
- 1994年(平成6年) この年限りで運行を終了し、「ナイスホリデー木曽路」に移行する。
ナイスホリデー妻籠・馬籠
編集- 1990年(平成2年) 「ナイスホリデー妻籠・馬籠」が豊橋駅 - 名古屋駅 - 南木曽駅間に設定される。311系を使用。
- 1992年(平成4年) 運行区間が延長され、豊橋駅 - 名古屋駅 - 木曽福島駅間となる。
- 1993年(平成5年) この年は豊橋駅 - 名古屋駅 - 南木曽駅・木曽福島駅間の設定とされる。
- 1994年(平成6年) 運行区間が再び名古屋駅 - 南木曽駅に統一される。この年限りで運行を終了し、「ナイスホリデー木曽路」に吸収される。
ナイスホリデー木曽路
編集- 1995年(平成7年) 定期列車を延長運行する形で、「ナイスホリデー木曽路」が名古屋駅 - 塩尻駅間に設定される。
- 311系の4両編成で、うち1両が指定席。イベント時などには8両編成(うち2両指定席)とされた。
- 2001年(平成13年) この年の冬シーズンのみ列車名を「ナイスホリデー木曽街道400年」として運行。
- 2006年(平成18年) 313系が投入され、311系と併結の6両編成(うち1両指定席)で運行されるようになる。
- 2008年(平成20年) 指定席が廃止される。
- 2012年(平成24年) 3月17日のダイヤ改正より、313系6両編成に変更される。
- 2014年(平成26年) 7月12日 - 8月3日、南木曽駅 - 十二兼駅間の橋りょうの橋桁が流出した影響で運休となる。
- 2020年(令和2年)新型コロナウィルス感染症拡大の影響により、5月6日の運行が事実上の最終運行となる。これ以後、感染症拡大防止の観点と乗客数減少のため設定されなくなる。
関連項目
編集- ホリデー快速ビューやまなし - 中央東線で土休日を中心に2020年まで運行されていた臨時快速列車。
脚注・出典
編集- ^ 『“夏”の臨時列車のお知らせ』(プレスリリース)東海旅客鉄道、2019年5月17日。オリジナルの2019年5月18日時点におけるアーカイブ 。2019年7月21日閲覧。
- ^ 2010年夏・秋には、311系の代わりに、大垣車両区の313系1100番台が使用されたこともある。