トヴァローク
ロシアの白いチーズ
トヴァローク(ロシア語: творог、ポーランド語: twaróg、チェコ語: tvaroh、リトアニア語: varškė)は、ロシアや東欧で食されている乳製品。日本ではカッテージチーズと説明されることも多いが、現地ではカッテージチーズとは異なるものと認識されている[1]。
概要
編集脂肪分が少なく、栄養価が高い健康的な食物であるという認識から、健康食として、ダイエット食として人気がある[1][2][3]。信憑性は薄いが民間療法として抗うつ薬の効果があるとされる[3]。
利用法
編集トヴァロークの食べ方、トヴァロークを使用する料理は無数にある[3]。以下は、ほんの一例である。
- ピザやパンなどと一緒に食す[2]
- ケーキ作りに用いる[1]。
- サラダに加える[1]。
- ニンニクやパセリなどを加えたトヴァロークとパスタをあえる[3]。
- スメタナと砂糖を加えてデザートとして食する[1]。
- ドライフルーツやジャムを加えることもある[1]。
ロシアではフリーズドライにしたトヴァロークが宇宙食としても採用されていて、人気も高い[4]。宇宙食を試食した大西卓哉は「適度な甘みとクリーミーな食感」が美味しいと評価しており、他の宇宙食にない食感が人気の理由ではないかと推測している[4]。
出典
編集- ^ a b c d e f g シベリカ子「まっしろしロシア」『おいしいロシア』 1巻、イースト・プレス、2016年、32-41頁。ISBN 978-4781614540。
- ^ a b c “レーズンチーズケーキ 「ザピカンカ」”. 不二家ファミリー文化研究所. 世界のお菓子. 不二家. 2024年10月30日閲覧。
- ^ a b c d e f ダック・ミチャゴフ (2017年5月21日). “トヴァローク 「創造」の名に恥じない乳製品”. ロシア・ビヨンド. 2024年10月30日閲覧。
- ^ a b “大西宇宙飛行士Google+日記”. JAXA (2015年1月20日). 2024年10月30日閲覧。