トルコ国章(トルコのこくしょう)としてトルコ政府が正式に決定した紋章は存在しない。ただしトルコ政府は様々な場面で、イスラム教国で広く使われる三日月と星トルコの国旗と同じもの)のエンブレムを使用している。その中にはシンプルに赤い三日月と星を組み合わせたものや、赤い楕円形の中に上向きの三日月と星をあしらったもの、トルコの国旗を円形にしたもの[3]などがある。

トルコ政府で使われている
エンブレム

パスポートやIDカード、その他の文書などに使われている[1][2]
詳細
使用者 トルコ

オスマン帝国1876年オスマン帝国憲法の制定と同時に西洋の紋章学的記述に基づいた国章を定めているが、トルコ革命の結果1922年にオスマン帝国が倒されて以後、トルコには国の紋章(コート・オブ・アームズ)はなくなった。1925年に当時の教育省(Maarif Vekili, 現在のEğitim Bakanlığı)は国章選定のためのコンペティションを開催し、画家ナムク・イスマイル・ベイ(Namık İsmail Bey)の案が優勝した。この案は赤い盾の中に白でテュルクの民の象徴であるアセナを参照)を描き、その上方に白で上向きの三日月と星を配したものであった。しかしこの紋章が正式な国章として認可されることはなかった。

ギャラリー

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国章

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大統領・首相・議会の紋章

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過去の国章・国章候補

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脚注

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関連項目

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