トリメタホスファターゼ(Trimetaphosphatase、EC 3.6.1.2)は、以下の化学反応を触媒する酵素である。
- トリメタリン酸 + 水三リン酸
従って、この酵素の基質は、トリメタリン酸と水の2つ、生成物は三リン酸のみである。
この酵素は加水分解酵素、特にリン含有酸無水物に作用に作用するものに分類される。系統名は、トリメタリン酸 ヒドロラーゼ(trimetaphosphate hydrolase)である。その他、inorganic trimetaphosphatase等とも呼ばれる。この酵素は、ピリミジン代謝に関与している。
- KORNBERG SR (1956). “Tripolyphosphate and trimetaphosphate in yeast extracts”. J. Biol. Chem. 218 (1): 23–31. PMID 13278311.
- MEYERHOF O, SHATAS R, KAPLAN A (1953). “Heat of hydrolysis of trimetaphosphate”. Biochim. Biophys. Acta. 12 (1-2): 121–7. doi:10.1016/0006-3002(53)90130-9. PMID 13115420.