トリオ・ファッシネイション
ジョー・ロヴァーノのアルバム
『トリオ・ファッシネイション』(原題:Trio Fascination: Edition One)は、アメリカ合衆国のジャズ・サクソフォーン奏者、ジョー・ロヴァーノが1997年に録音・1998年に発表したスタジオ・アルバム。
『トリオ・ファッシネイション』 | ||||
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ジョー・ロヴァーノ の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1997年9月16日 - 17日 ニューヨーク アバター・スタジオ[1][2] | |||
ジャンル | ジャズ | |||
時間 | ||||
レーベル | ブルーノート・レコード | |||
プロデュース | ジョー・ロヴァーノ | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
ジョー・ロヴァーノ アルバム 年表 | ||||
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背景
編集デイヴ・ホランドとエルヴィン・ジョーンズによるリズム・セクションを従えた、ピアノレス・トリオによる録音で、スタンダード・ナンバーの「ゴースト・オブ・ア・チャンス」以外はロヴァーノのオリジナル曲で固められた[1]。なお、ホランドは以前にも、ロヴァーノが1991年12月28日に録音したリーダー・アルバム『身も心も(From the Soul)』に参加している[2]。
収録曲「スタジオ・リヴビー」のタイトルは、サム・リヴァース所有のジャズ・ロフトから取られ、ロヴァーノは1976年にニューヨークへ出てから、このロフトに通ってホランドを含む様々なジャズ・ミュージシャンとの出会いを果たしたという[3]。
反響・評価
編集『ビルボード』のジャズ・アルバム・チャートでは10位に達した[4]。アレックス・ヘンダーソンはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け「彼がブルーノートから発表してきた作品の殆どは傑作であり、『トリオ・ファッシネイション』も例外でない」「本作は一貫して心のこもった魅惑的な作品であり、このサクソフォーン奏者は、テナー、アルト、ソプラノのどれを吹いても聴き手を惹きつける」と評している[1]。
収録曲
編集特記なき楽曲はジョー・ロヴァーノ作。
- ニューヨーク・ファッシネイション - "New York Fascination" - 3:06
- サンクチュアリ・パーク - "Sanctuary Park" - 6:44
- エターナル・ジョイ - "Eternal Joy" - 7:37
- ゴースト・オブ・ア・チャンス - "Ghost of a Chance" (Victor Young, Ned Washington, Bing Crosby) - 4:56
- スタジオ・リヴビー - "Studio Rivbea" - 7:12
- シンバリズム - "Cymbalism" - 4:58
- インプレッショニスティック - "Impressionistic" - 9:36
- ヴィラ・パラディソ - "Villa Paradisco" - 7:15
- フォー・オン・ザ・フロア - "4 on the Floor" - 5:12
- デイズ・オブ・ヨール - "Days of Yore" - 9:27
参加ミュージシャン
編集脚注
編集- ^ a b c Henderson, Alex. “Joe Lovano - Trio Fascination: Edition One Album Reviews, Songs & More”. AllMusic. 2022年11月24日閲覧。
- ^ a b “Joe Lovano Discography”. Jazz Discography Project. 2022年11月24日閲覧。
- ^ “Joe Lovano On Blue Note 1991-1999”. Blue Note Records. 2022年11月24日閲覧。
- ^ “Joe Lovano - Awards”. AllMusic. 2016年5月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月24日閲覧。