トラヴィス・バーカー
トラヴィス・ランドン・バーカー (Travis Landon Barker、1975年11月14日 - ) とは、アメリカ合衆国 カリフォルニア州 フォンタナ出身のドラマー、音楽プロデューサー、ソングライターである。人気パンクバンド、ブリンク 182の敏腕ドラマーとしてだけでなく、多方面で活躍中。
Travis Barker | |
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2019年撮影 | |
基本情報 | |
出生名 | Travis Landon Barker |
生誕 | 1975年11月14日(49歳) |
出身地 | アメリカ合衆国, カリフォルニア州, フォンタナ |
ジャンル |
ポップ・パンク ヒップホップ ラップ・メタル ラップ・ロック プログレッシブ・ロック オルタナティブ・ロック |
職業 |
音楽家 ドラマー 音楽プロデューサー ソングライター |
担当楽器 |
ドラムス パーカッション |
活動期間 | 1993年~現在 |
レーベル |
Interscope, LaSalle/Atlantic, Geffen, Hellcat, MCA, Golden Voice Records, Goliath Artists ソニーミュージック |
共同作業者 |
ブリンク 182 ボックス・カー・レーサー +44 トランスプランツ ゴールドフィンガー キッド・カディ エミネム リル・ウェイン テック・ナイン ロイス・ダ・ファイブ・ナイン ルーペ・フィアスコ タイニー・テンパー |
公式サイト | TravisBarker.com |
人物
編集5歳の頃からドラムを始め、ジャズやファンクを聴いて育つ。
自動車ブランド(キャデラック)の熱狂的な車好きである。カスタムした車を数台所有している。
元ミス・アメリカのシャナと結婚したが、2006年8月8日に突如離婚を発表する。
生涯音楽をやり続けるという決意表明から、体中にタトゥーを彫ってある。
カリフォルニアでクロージングブランド、Famous stars and strapsを設立した。
ブリンクの他に、Rancidのティム・アームストロングらとトランスプランツを結成し、活動していた。また、アヴリル・ラヴィーン、フロー・ライダー、ゲームなどのレコーディングに積極的に協力する一方、DJAMとともにパーティやイベントに参加している。
ファッションは自身のブランドの衣類やディッキーズなどのワークウェアを オーバーサイズで腰パンし、シューズは VANSなどを履いているのがよく見られる。
2021年より、長年友人関係にあったコートニー・カーダシアンと交際をはじめ、同年10月に婚約。
ヒップホップ界との交流
編集彼自身、ヒップホップやダンス・ミュージックには相当造詣が深く、ブリンク 182が活動休止を迎えた2005年以降は、主にその系統のアーティストに対し、リミックス提供やドラム部分の楽曲提供を行っていた。その為、彼がドラマーとして参加した楽曲は非常に多く、その交流はヤング・ジージーやリル・ウェイン等の人気ラッパーを始め、ブリトニー・スピアーズを初めとするポップ・ミュージック業界まで多岐に渡る。また、それらの経験を生かし、2011年に発表したソロ・アルバムはヒップホップ色が非常に強く、全米ビルボード200にて初登場9位とするヒットを記録している。最近ではラッパーのマシン・ガン・ケリーとアルバム制作し、ポップパンク色の強いアルバム、Tickets To My Downfallを2020年9月25日に発表した。全米チャート1位を獲得している。
飛行機事故
編集2008年9月19日、トラヴィスのほか有名DJ「DJ AM」ら6人が搭乗していた小型飛行機が墜落。計4名が死亡し、トラヴィス自身も、足から腰までに第3級火傷を、そして両手に第2級以上の火傷を負う重体となった。当時、小型飛行機は12日の深夜に、サウスカロライナ州コロンビアのメトロポリタン空港を飛び立つ予定となっていたが、離陸に失敗し、飛行機は滑走路をそのまま飛び出しフェンスを乗り越え、その後、5車線のハイウェイを横切り、脇の土手にぶつかりようやく止まった。直後に飛行機は炎上し、操縦士、副操縦士、トラヴィスのアシスタント、トラヴィスのセキュリティガードの4人が死亡。生き残ったのは、トラヴィスとDJ AMの二人だけだった。この後、トラヴィスはインタビューにて「生きていることに感謝している」と話し、さらに「俺は飛行機が嫌いなんだ。1番恐れていたのが、飛行機事故に巻き込まれることだった。それが起きたいま、ただ生きていることに感謝している。この場にいるのを嬉しく思ってる」と付け加えた[1]。
その後、トラヴィスは自身のアパレル・サイトで、亡くなった彼のアシスタントとセキュリティガードの遺族をサポートするため、追悼基金を設置し、寄付を呼びかけた。
ディスコグラフィー
編集ソロアルバム
編集発表 | 概要 | 各国チャート最高位 | ||||
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USA | AUS | CAN | FRA | UK | ||
2011 | Give the Drummer Some
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9 | 68 | 17 | 178 | 160 |
ブリンク 182名義
編集- Enema of the State (1999)
- The Mark, Tom, and Travis Show (The Enema Strikes Back!) (2000)
- Take Off Your Pants and Jacket (2001)
- Blink-182 (2003)
- Greatest Hits (2005)
- Neighborhoods (2011)
トランスプランツ名義
編集- Transplants (2002)
- Haunted Cities (2005)
+44名義
編集- When Your Heart Stops Beating (2006)
ボックス・カー・レーサー名義
編集- Box Car Racer (2002)
外部リンク
編集脚注
編集- ^ “トラヴィス・バーカー、飛行機事故を語る”. barks.jp (barks) 2011年10月5日閲覧。