トヨタ・Bプラットフォーム
トヨタ・Bプラットフォームとは、トヨタ自動車のA・Bセグメント(フルBセグメントを含む)FF車用のプラットフォームの名称である。2代目ヴィッツ、および日本国内市場向け11代目カローラシリーズ(2代目アクシオ(トヨタ教習車含む)/3代目フィールダー)、ジャパンタクシーなどのプラットフォームに用いられた。既存のNBCプラットフォームの改良版にあたる。サスペンションは、フロント:マクファーソンストラット、リア:トーションビームまたはトーションビーム併用のド・ディオンアクスル。このプラットフォームから、ごく一部を除くほとんどのFF用がリアがトーションビームに、ごく一部を除くほとんどの4WD用はリアがトーションビーム併用のド・ディオンアクスルにそれぞれ変更されている。なお、後継プラットフォームは「TNGA」の一環として開発されたGA-Bプラットフォームとなる。
搭載車種
編集- 2代目・3代目トヨタ・ヴィッツ(欧州市場、および北米市場専売車種の2代目トヨタ・ヤリスを含む)
- トヨタ・ベルタ(北米向け初代ヤリスセダン、およびオセアニア市場向け2代目ヤリスセダン、東南アジア市場専売車種の2代目トヨタ・ヴィオスを含む)
- 初代・2代目トヨタ・ラクティス
- スバル・トレジア(2代目ラクティスのOEM)
- 3代目トヨタ・ヴィオス(東南アジア市場、および北米市場専売車種)
- トヨタ・エティオス(インド市場、および南アフリカ市場、南米市場専売車種)
- トヨタ・エティオスリーバ(同上)
- 2代目トヨタ・カローラアクシオ(国内市場、および中華圏特別行政区(香港・マカオ)市場専売車種)
- トヨタ教習車(2代目カローラアクシオの同型車種)
- 3代目トヨタ・カローラフィールダー(国内市場、および大洋州(ニュージーランド・オーストラリア)市場専売車種)
- 2代目トヨタ・ist
- トヨタ・iQ(Bプラットフォームを採用した一連のトヨタ車としては唯一のAセグメント車)
- トヨタ・アクア(北米、台湾向けのプリウスCを含む)
- 2代目トヨタ・ポルテ(国内市場専売車種)
- トヨタ・スペイド(2代目ポルテの姉妹車で国内市場、および中華圏特別行政区(香港・マカオ)市場専売車種)
- 2代目トヨタ・シエンタ(プラットフォーム前方のみ[1])
- トヨタ・サクシード(2014年9月以降の改良型)
- 10代目マツダ・ファミリアバン(上記の2014年9月以降の改良型トヨタ・プロボックス(1.5L車のみ)/サクシードのOEM)
- トヨタ・プロボックス(2014年9月以降の改良型)
- トヨタ・ジャパンタクシー
- 2代目トヨタ・コンフォート(中華圏特別行政区(香港・マカオ)市場専売車種)
脚注
編集- ^ プラットフォーム後方はMCプラットフォームを使用
関連項目
編集- GA-Bプラットフォーム - 後継