トヨタ・アギア
アギア(AGYA)は、トヨタ自動車とダイハツ工業が共同開発した小型ハッチバックである。
トヨタ・アギア | |
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2代目 1.2 G TCO Parts Aero Package | |
概要 | |
別名 |
ダイハツ・アイラ プロドゥア・アジア トヨタ・ウィーゴ |
製造国 | インドネシア |
販売期間 | 2012年 - |
ボディ | |
ボディタイプ | 5ドア ハッチバック(初代 - ) |
駆動方式 | 前輪駆動 |
系譜 | |
先代 | トヨタ・エティオスファルコ(インドネシア) |
初代 B100型(2012年 - 2023年)
編集トヨタ・アギア(初代) B100型 | |
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2013年9月販売型 | |
2017年4月改良型 | |
2020年3月改良型 | |
概要 | |
別名 |
ダイハツ・アイラ(初代) マレーシア : プロドゥア・アジア(初代) フィリピン・スリランカ・ブルネイ : トヨタ・ウィーゴ(初代) |
製造国 | インドネシア(カラワン) |
販売期間 | 2012年10月 - 2023年 |
ボディ | |
乗車定員 | 5名 |
ボディタイプ | 5ドア ハッチバック |
エンジン位置 | フロント |
駆動方式 | 前輪駆動 |
プラットフォーム | トヨタ・Aプラットフォーム |
パワートレイン | |
エンジン |
1KR-DE型 998 cc 直列3気筒DOHC 1KR-VE型 998 cc 直列3気筒DOHC Dual VVT-i 3NR-VE型 1,198 cc 直列4気筒DOHC Dual VVT-i |
最高出力 |
1KR-DE型:48kW(65PS)/6,000rpm 1KR-VE型:50kW(68PS)/6,000rpm 3NR-VE型:65kW(88PS)/6,000rpm |
最大トルク |
1KR-DE型:85Nm(8.7kgm)/3,600rpm 1KR-VE型:91Nm(9.3kgm)/4,400rpm 3NR-VE型:108Nm(11.0kgm)/4,200rpm |
変速機 | 5速MT / 4速AT |
前 |
前:マクファーソンストラット 後:トーションビーム |
後 |
前:マクファーソンストラット 後:トーションビーム |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2,450 - 2,455mm |
全長 | 3,640 - 3,700mm(アギア/ウィーゴ) |
全幅 | 1,600 - 1,620mm |
全高 | 1,520mm |
車両重量 | 740 - 880kg |
系譜 | |
先代 | トヨタ・エティオスファルコ(インドネシア) |
後継 | トヨタ・ヴィッツ(南アフリカ) |
アギヤはインドネシア政府が打ち出したローコストグリーンカー (LCGC) 政策に適合する車種として開発された。LCGC政策はタイ王国のエコカー政策と似たもので、サイズ、燃費、価格、部品現地調達率などの基準を満たした国内生産車をLCGCとして認定し、税制上の優遇措置を行うものである。
開発にあたってはミライースのノウハウが導入されているほか、アストラ・インターナショナルとの現地合弁であるアストラ・ダイハツ・モーター(ADM)が参画している。生産は新しく建設されたADMのカラワン組立工場にて行われる。
エンジンは当初1KR-DE型 直列3気筒 1.0リットルのみが用意され、これに5速MTまたは4速ATが組み合わせられる。
アギア/アイラは2012年のインドネシア国際モーターショー(9月19日から開催)にて初公開されたが[1]、肝心の政府のLCGC政策公布が行われないために市販車の製造および販売開始は予定より遅れた[2][3]。2013年4月22日にADMのカラワン組立工場の開所式が行われ[4]、同年9月9日にようやく発売が開始された[5][6]。
2013年7月、トヨタ・モーター・フィリピンが三菱・ミラージュの対抗車種として輸入することを発表。2014年2月、トヨタ・モーター・フィリピンが「ウィゴ (Wigo)」の車名で販売を開始した[7]。
2017年マイナーチェンジ
編集2017年4月7日にマイナーチェンジが行われ、アギア/ウィゴの方は近年のトヨタ車に共通するキーンルックに近いフロントフェイスに改められた。エンジンが1KR-VE型に変更(アイラは従来の1KR-DE型のまま)になったほか、3NR-VE型 直列4気筒 1.2リットルもラインナップに加わった[8][9]。他にもバンパーデザインの変更や、LEDサイドライト付きプロジェクターヘッドライト、LEDテールランプ、デュアルエアバッグ、3点式シートベルト、ステアリングスイッチコントロール、サイドインパクトビームの採用、インテリア品質の向上などが行なわれた。
アストラ・ダイハツモーター(ADM) によってインドネシアのカラワン組立工場で生産が行われ、国内市場や中南米に輸出して販売されるほかトヨタ・ウィーゴ (Toyota Wigo)としてフィリピンやスリランカ、ブルネイに輸出されている。また、マレーシアではプロドゥアが姉妹車のアジアを製造・販売している。
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トヨタ・アギア 1.0 E(2012年10月販売型)
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トヨタ・アギア 1.0 G(2012年10月販売型)
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トヨタ・アギア 1.0 G(2012年10月販売型)リア
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トヨタ・アギア 1.2 G(2017年4月改良型)
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トヨタ・アギア 1.2 G(2017年4月改良型)リア
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トヨタ・アギア 1.2 TRD S(2017年4月改良型)
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トヨタ・アギア 1.2 G(2020年3月改良型)
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トヨタ・アギア 1.2 G(2020年3月改良型)リア
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トヨタ・アギア 1.2 TRD S(2020年3月改良型)
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トヨタ・アギア 1.2 TRD S(2020年3月改良型)リア
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トヨタ・アギア 1.2 GR Sport(2021年8月改良型)
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トヨタ・アギア 1.2 GR Sport(2021年8月改良型)リア
2代目 A350型(2023年 - )
編集トヨタ・アギア(2代目) A350型 | |
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G(フロント) | |
G(リア) | |
概要 | |
別名 |
ダイハツ・アイラ(2代目) プロドゥア・アジア(2代目) トヨタ・ウィーゴ(2代目) |
製造国 | インドネシア |
販売期間 | 2023年3月11日 - |
ボディ | |
乗車定員 | 5名 |
ボディタイプ | 5ドアハッチバック |
駆動方式 | 前輪駆動 |
プラットフォーム | GA-Aプラットフォーム |
パワートレイン | |
エンジン | WA-VE型 1,198 cc Dual VVT-i |
変速機 |
5速MT CVT |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2,525 mm |
全長 | 3,760 mm |
全幅 | 1,665 mm |
全高 | 1,505 mm |
2023年2月13日、インドネシアで10年ぶりにフルモデルチェンジ版「アギア」とアギアのスポーツタイプの「アギア GR SPORT」を発表した[10][11]。
2023年3月11日、新型「アギア」発売[12]。
2023年4月28日、ダイハツが開発した海外向けの4車種で側面衝突試験の認証申請の際に、ドアの内側に不正な加工が施され、試験を通過した。今年6月に生産予定のアギアも対象であり、出荷を順次停止している。
車名の由来
編集「AGYA」は、サンスクリット語で"高速"を意味する。
この車名は、インドネシア風の車名を必要とする政府承認の低コストグリーンカー(LCGC)免税プログラムに準拠するために選択された。
脚注
編集- ^ 『ダイハツ、トヨタへOEM供給 インドネシアでの新たな協業を発表 〜革新的な新型車で、新たな市場を創造〜』(プレスリリース)トヨタ自動車・ダイハツ工業、2012年9月19日 。2017年5月26日閲覧。
- ^ “<新興国eye>ダイハツ、インドネシア新工場の稼働に遅れ―税優遇措置待ち”. モーニングスター (モーニングスター). (2013年4月24日) 2017年5月26日閲覧。
- ^ 浅島亮子 (2013年5月13日). “インドネシア「エコカー」不発でトヨタ・ダイハツ連合の誤算”. ダイヤモンド・オンライン (ダイヤモンド社) 2017年5月26日閲覧。
- ^ 『ダイハツ、「アイラ」生産のインドネシア新工場開所式を実施』(プレスリリース)ダイハツ工業、2013年4月22日 。2017年5月26日閲覧。
- ^ 『トヨタ、インドネシアで低価格・低燃費車「アギア」の販売を開始 ダイハツとの協業で新たな市場を開拓』(プレスリリース)トヨタ自動車、2013年9月9日 。2017年5月26日閲覧。
- ^ 『ダイハツ インドネシア専用車 「アイラ」の販売を開始』(プレスリリース)ダイハツ工業、2013年9月9日 。2018年8月16日閲覧。
- ^ Vince Pornelos (2014年2月20日). “Toyota PH launches the all-new 2014 Wigo”. AutoIndustriya.com (AutoIndustriya.com) 2017年5月26日閲覧。
- ^ Danny Tan (2017年4月27日). “IIMS 2017: Daihatsu Ayla and Toyota Agya LCGC twins”. paultan.org (Driven Communications) 2017年5月26日閲覧。
- ^ Aravind Jayachandran (2017年5月16日). “2017 Toyota Wigo (facelift) launched – Philippines”. Indian Autos Blog (Indian Autos Blog) 2017年5月26日閲覧。
- ^ “新型アギア、世界初公開 10年ぶりフルモデルチェンジ トヨタ販売現法”. www.jakartashimbun.com. 2023年2月14日閲覧。
- ^ “トヨタ新型「最小級コンパクトカー」初公開! 全長3.7m級の「ヤリス以下」モデル! 初の全面刷新で何が変わる?新型「アギア」尼市場投入へ(くるまのニュース)”. Yahoo!ニュース. 2023年2月14日閲覧。
- ^ “「GRスポーツ」も選べるトヨタの新コンパクト、『アギア』新型…インドネシア発売”. レスポンス(Response.jp). 2023年3月17日閲覧。