トム・エシェルマン
トーマス・ダーウィン・エシェルマン (Thomas Darwin Eshelman, 1994年6月20日 - )は、アメリカ合衆国カリフォルニア州カールスバッド出身の元プロ野球選手(投手)。右投右打。
ボルチモア・オリオールズ時代 (2019年7月14日) | |
基本情報 | |
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国籍 | アメリカ合衆国 |
出身地 | カリフォルニア州カールスバッド |
生年月日 | 1994年6月20日(30歳) |
身長 体重 |
6' 3" =約190.5 cm 210 lb =約95.3 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2015年 MLBドラフト2巡目 |
初出場 | 2019年7月1日 |
最終出場 | 2021年10月1日 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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経歴
編集プロ入り前
編集高校時代は投手と捕手を兼任していた[1]。2012年のMLBドラフトで指名がなかった[2]ため、カリフォルニア州立大学フラトン校に進学し、大学からは投手に専念した。
プロ入りとアストロズ傘下時代
編集2015年のMLBドラフト2巡目(全体46位)でヒューストン・アストロズから指名され、プロ入り[3][4]。傘下のルーキー級ガルフ・コースト・リーグ・アストロズでプロデビューし、8月にA級クアッドシティーズ・リバーバンディッツに昇格[5]。2チーム合計で4試合に先発登板して0勝1敗、防御率4.35、8奪三振を記録した。
フィリーズ傘下時代
編集2015年12月12日にケン・ジャイルズ、ジョナサン・アラウスとのトレードで、マーク・アペル、ビンス・ベラスケス、ブレット・オーバーホルツァー、ハロルド・アラウスと共にフィラデルフィア・フィリーズへ移籍した[6]。
2016年は傘下のA+級クリアウォーター・スレッシャーズで開幕を迎え[7]、シーズン途中にAA級レディング・ファイティン・フィルズに昇格。2チーム合計で24試合に先発登板して9勝7敗、防御率4.25、119奪三振を記録した。
2017年はAA級レディングで開幕を迎え、5月にAAA級リーハイバレー・アイアンピッグスに昇格[8]。2チーム合計で23試合に先発登板して13勝3敗、防御率2.40、102奪三振の好成績を記録した。
2018年はAAA級リーハイバレーで27試合(先発26試合)に登板したが、3勝13敗、防御率5.84、104奪三振と前年から一転して不振に陥った。
2019年はAA級レディングで開幕を迎え、シーズン途中にAAA級リーハイバレーに昇格した。
オリオールズ時代
編集2019年6月10日にインターナショナル・ボーナス・プール(海外選手契約金枠)とのトレードで、ボルチモア・オリオールズへ移籍した[9]。移籍後は傘下のAAA級ノーフォーク・タイズで3試合に先発登板し、7月1日にメジャーに昇格した。同日のタンパベイ・レイズ戦でメジャーデビューを果たした[10]。9月2日にDFAとなり[11]、5日にマイナー契約となった[12]。この年はメジャーで10試合(先発4試合)に登板して1勝2敗、防御率6.50、22奪三振を記録した。
2020年7月31日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした。この年はメジャーで12試合(先発4試合)に登板して3勝1敗、防御率3.89、16奪三振を記録した。オフの11月25日にDFAとなり[13]、12月2日にマイナー契約となった後、3日にFAとなった[14]。
その後、2021年1月にオリオールズとマイナー契約で再契約した[15]。シーズンでは6月18日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[16]。8月1日にDFAとなり[17]、3日にマイナー契約でAAA級ノーフォークへ配属された[18]。9月19日に再びメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[19]。この年メジャーで9試合(先発6試合)に登板して0勝3敗、防御率7.16、11奪三振を記録した。レギュラーシーズン終了後の10月23日にマイナー契約でAAA級ノーフォークへ配属された後、25日にFAとなった[20]。
パドレス傘下時代
編集2022年3月21日にサンディエゴ・パドレスとマイナー契約を結んだ[21]。メジャー昇格の機会はなく、オフの10月18日に自由契約となった。
現役引退後
編集2023年から、パドレス傘下A級レイクエルシノア・ストームの投手コーチに就任した[22][23]。2024年からは傘下A+級フォートウェイン・ティンキャップスの投手コーチに昇格[24]。
詳細情報
編集年度別投手成績
編集年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
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2019 | BAL | 10 | 4 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 | 0 | 0 | .333 | 164 | 36.0 | 47 | 12 | 11 | 1 | 1 | 22 | 0 | 0 | 31 | 26 | 6.50 | 1.61 |
2020 | 12 | 4 | 0 | 0 | 0 | 3 | 1 | 0 | 0 | .750 | 143 | 34.2 | 34 | 7 | 9 | 0 | 1 | 16 | 1 | 0 | 17 | 15 | 3.89 | 1.24 | |
2021 | 9 | 6 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 1 | .000 | 126 | 27.2 | 34 | 6 | 10 | 0 | 1 | 11 | 0 | 0 | 22 | 22 | 7.16 | 1.59 | |
MLB:3年 | 31 | 14 | 0 | 0 | 0 | 4 | 6 | 0 | 1 | .400 | 433 | 98.1 | 125 | 25 | 30 | 1 | 3 | 49 | 1 | 0 | 70 | 63 | 5.77 | 1.48 |
- 2021年度シーズン終了時
背番号
編集- 32(2019年)
- 73(2020年 - 2021年)
脚注
編集- ^ admin. “Eshelman Is Ultimate Master Of Control - Collegiate Baseball Newspaper” (英語). 2020年10月12日閲覧。
- ^ “The San Diego Union-Tribune - San Diego, California & National News” (英語). San Diego Union-Tribune. 2020年10月12日閲覧。
- ^ Jaylon Thompson (2015年6月9日). “RHP Thomas Eshelman to Astros at No. 46” (英語). Ultimate Astros. 2020年10月12日閲覧。
- ^ June 10, Evan Drellich on (2015年6月10日). “Astros pick Thomas Eshelman a control freak, in a good way” (英語). Ultimate Astros. 2020年10月12日閲覧。
- ^ Bobby Metcalf. “Rattlers use two-out magic to top Bandits” (英語). The Quad-City Times. 2020年10月12日閲覧。
- ^ Short, D. J. (2015年12月12日). “Ken Giles trade announced, with 2013 No. 1 pick Mark Appel headed to the Phillies” (英語). MLB | NBC Sports. 2020年10月12日閲覧。
- ^ “Eshelman has fun in the sun for Clearwater” (英語). MiLB.com. 2020年10月12日閲覧。
- ^ Tom Housenick. “IronPigs pitcher Tom Eshelman answers call with best start of season in Triple-A debut”. mcall.com. 2020年10月12日閲覧。
- ^ “Orioles Acquire Tom Eshelman From Phillies” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年10月12日閲覧。
- ^ Mark Brown (2019年7月1日). “Orioles select contract of Tom Eshelman, who will start tonight’s game” (英語). Camden Chat. 2020年10月12日閲覧。
- ^ “Orioles Activate Mark Trumbo, DFA Tom Eshelman” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年10月12日閲覧。
- ^ “Orioles' Tom Eshelman: Sent outright to Triple-A” (英語). CBSSports.com. 2020年10月12日閲覧。
- ^ “Orioles Claim Chris Shaw, Release Renato Nunez, Designate Thomas Eshelman” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年11月25日閲覧。
- ^ MLB公式プロフィール参照。2020年12月20日閲覧。
- ^ Mark Polishuk (2021年1月16 日). “Orioles Re-Sign Thomas Eshelman” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年6月19日閲覧。
- ^ Steve Adams (2021年6月18日). “Orioles Designate Chance Sisco For Assignment” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年6月19日閲覧。
- ^ Mark Polishuk (2021年8月1日). “Orioles Make Three Roster Moves” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年8月9日閲覧。
- ^ Darragh McDonald (2021年8月3日). “AL East Notes: Eshelman, Barnes, Darwinzon, Brasier” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年8月9日閲覧。
- ^ Mark Polishuk (2021年9月19日). “Orioles Designate Dusten Knight, Select Thomas Eshelman” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年9月20日閲覧。
- ^ Mark Polishuk (2021年10月25日). “Four Orioles Players Elect Free Agency” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年11月30日閲覧。
- ^ Mark Polishuk (2022年3月21日). “Padres, Thomas Eshelman Agree To Minor League Deal” (英語). MLB Trade Rumors. 2022年4月27日閲覧。
- ^ Mark Polishuk (2022年12月5日). “Thomas Eshelman Takes Coaching Job With Padres”. MLB Trade Rumors. 2024年2月12日閲覧。
- ^ “Announcement: 2023 Coaching Staff”. MiLB.com (2023年1月11日). 2024年2月12日閲覧。
- ^ “2024 COACHING STAFF: Announced by Padres”. MiLB.com (2024年1月30日). 2024年2月12日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集
- 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
- Tom Eshelman stats MiLB.com
- Thomas Eshelman (@ThomasEshelman) - X(旧Twitter)
- Thomas Eshelman (@thomaseshelman) - Instagram