トニー・コックスイギリス音楽家ポップスアレンジャー

略歴

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1966年にダグラス・マックレエ=ブラウンと「ザ・ヤング・アイディア」というボーカル・デュオを結成。1967年ビートルズの「ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンズ」をカヴァーした。

1970年、イエスの2作目のアルバム『時間と言葉』(原題: Time And A Word)でオーケストラ・アレンジと指揮を担当した[注釈 1]。彼を起用したのは、プロデューサーのトニー・コルトンであるとされる[注釈 2]。本作の第一曲目の「チャンスも経験も要らない」[注釈 3]では、映画『大いなる西部』のテーマ曲がオーケストラによって導入された[1]

脚注

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注釈

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  1. ^ イエスが20世紀に発表したアルバムの中で、オーケストラが起用されたものは、このアルバムと「オンワード」が収録された1978年の『トーマト』だけである。
  2. ^ 両者はザ・ヤング・アイディアのプロデューサーであったトニー・パーマーがプロデュースしたショットガン・エクスプレスにコルトンが曲を提供した縁で知故を得た。
  3. ^ 原曲はリッチー・ヘブンスが1967年に発表した。

出典

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  1. ^ Morse, Tim (1996). Yes In Their Own Words. New York: St. Martin's Press. p. 17. ISBN 0-312-14453-9