デヴォン島
カナダの島
デヴォン島(デヴォンとう、英:Devon Island、イヌイット語:Tatlurutit)[1]とは、北極海に存在する島の1つであり、現在のところ世界最大の無人島となっている。カナダ・ヌナブト準州に属する。
現地名: Devon Island | |
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デヴォン島の衛星写真 | |
地理 | |
場所 | バフィン湾 |
座標 | 北緯75度8分0秒 西経87度51分0秒 / 北緯75.13333度 西経87.85000度 |
諸島 | クイーンエリザベス諸島 |
面積 | 55,247 km2 (21,331 sq mi) |
面積順位 | 世界第27位 |
長さ | 524 km (325.6 mi) |
幅 | 476 km (295.8 mi) |
最高標高 | 1,920 m (6300 ft) |
最高峰 | デヴォン・アイス・キャップ |
行政 | |
州 | ヌナブト準州 |
地域 | クィキクタアルク地域 |
人口統計 | |
人口 | 0人 |
人口密度 | 0 /km2 (0 /sq mi) |
概要
編集デヴォン島の面積は約55,000km2で、これは、世界の島の中では第27位、カナダでは第6位、同国クイーンエリザベス諸島では第2位の面積を持つ島である[2]。
日本の島との面積比は、本州の24%、北海道の66%、九州の1.49倍、四国の3.01倍の面積である[3]。
先カンブリア代の片麻岩、古生代の泥岩と頁岩でできている。最高地点は標高1920m、いくつか小山脈がある。
比較的高い標高と高緯度のため、大型の動物はほとんど存在せず、わずかなジャコウウシと小鳥、小動物のみが生息している。 夏には稀に10℃を超えることもあるが、冬は-50℃近くにもなる。年間を通して気温が低く水分が大気中に存在しにくいため、砂漠のように降水量は非常に少ない。
デヴォン島には、ホートン・インパクト・クレーターと呼ばれるクレーターが存在する。これは約3900万年前に直径約2kmの隕石が落下したことによって形成されたものである。このクレーターの直径は約23kmで、現在は湖になっている。