デンマーク王立管弦楽団
デンマーク王立管弦楽団(デンマーク語: Det Kongelige Kapel)は、デンマークの首都コペンハーゲンに本拠を置くオーケストラ。デンマーク王立歌劇場(デンマーク語: Den Kongelige Operas)でのオペラ公演も行う。
デンマーク王立管弦楽団 | |
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原語名 | Det Kongelige Kapel |
出身地 | デンマーク コペンハーゲン |
ジャンル | クラシック音楽 |
活動期間 | 1448年~ |
公式サイト | kglteater.dk/om-os/kunstarter/det-kongelige-kapel |
メンバー |
首席指揮者 マリー・ジャコー |
概要
編集1448年に設立したとされ、世界最古のオーケストラと言われる[1][2]。小編成の宮廷専属楽団として発足し、その後は国王の音楽への関心の度合いや戦争により目まぐるしく編成規模が変化した[2]。1769年にはオペラ座と王立劇場の専属楽団となる[2]。
1883年から25年間ヨハン・スヴェンセンが頻繁に指揮し楽団の組織が安定するようになった[2]。この頃、作曲家ニールセンが同団の第2ヴァイオリン奏者及び指揮者として活躍した[2][3]。
20世紀に入ると、リヒャルト・シュトラウス、ストラヴィンスキー、クレンペラー[3]、ラフマニノフ、フルトヴェングラー、ブルーノ・ワルター、クナーパッツブッシュ、エーリヒ・クライバー、ストコフスキーなどの大物スターを指揮台に招いている[2]。
レコーディングは、ベルグルンド指揮によるニールセン交響曲全集や、レナード・バーンスタイン指揮でニールセンの交響曲第3番、変わったところではデンマーク王フレゼリク9世が指揮した音源などがある。
歴代首席指揮者
編集- パーヴォ・ベルグルンド(1993年 - 1998年)
- ミカエル・ショーンヴァント(2000年 - 2011年)
- ミヒャエル・ボーダー(2012年 - 2016年)[2]
- アレクサンドル・ヴェデルニコフ(2018年 - 2020年)[4]
- パオロ・カリニャーニ(2021年 - 2024年)
- マリー・ジャコー(2024年 - )
脚注
編集- ^ 宮廷楽団でも歌劇場専属でもない形で発足した管弦楽団としては、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団が世界最古のオーケストラとなる。
- ^ a b c d e f g 世界のオーケストラ(2)上 ~パン・ヨーロピアン 編~ 2017, p. 93-97「24.王立デンマーク管弦楽団」.
- ^ a b 世界のオーケストラ名鑑387 2009, p. 130「デンマーク王立管弦楽団」.
- ^ “コペンハーゲン発 〓 デンマーク王立管の首席客演指揮者にパオロ・カリニャーニ”. 月間音楽祭. デンマーク 楽壇ニュース. 田中良幸. 2024年4月26日閲覧。
参考文献
編集- 上地隆裕『世界のオーケストラ(2)上 ~パン・ヨーロピアン 編~』芸術現代社、2017年。ISBN 978-4-87463-206-2。
- 『世界のオーケストラ名鑑387』音楽之友社〈ONTOMO MOOK〉、2009年。ISBN 978-4276961883。