デンゼル・ダンフリース
デンゼル・ユスティス・モーリス・ダンフリース(Denzel Justus Morris Dumfries、1996年4月18日 ‐ )は、オランダ・ロッテルダム出身のサッカー選手[2]。セリエA・インテル・ミラノ所属。ポジションはディフェンダー、ミッドフィルダー。
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インテルでのダンフリース (2023年) | ||||||
名前 | ||||||
本名 |
デンゼル・ユスティス・モーリス・ダンフリース Denzel Justus Morris Dumfries | |||||
ラテン文字 | Denzel Dumfries | |||||
基本情報 | ||||||
国籍 |
オランダ アルバ | |||||
生年月日 | 1996年4月18日(28歳) | |||||
出身地 | ロッテルダム | |||||
身長 | 188cm[1] | |||||
体重 | 80kg | |||||
選手情報 | ||||||
在籍チーム | インテル・ミラノ | |||||
ポジション | DF (RSB) / MF (RWB) | |||||
背番号 | 2 | |||||
利き足 | 右足 | |||||
ユース | ||||||
2013-2014 | BVVバーレンドレヒト | |||||
クラブ1 | ||||||
年 | クラブ | 出場 | (得点) | |||
2014-2017 | スパルタ・ロッテルダム | 65 | (2) | |||
2017-2018 | SCヘーレンフェーン | 33 | (3) | |||
2018-2021 | PSVアイントホーフェン | 89 | (13) | |||
2021- | インテル・ミラノ | 98 | (10) | |||
代表歴2 | ||||||
2016 | オランダ U-20 | 4 | (0) | |||
2016-2018 | オランダ U-21 | 5 | (0) | |||
2014 | アルバ | 2 | (1) | |||
2018- | オランダ | 50 | (6) | |||
1. 国内リーグ戦に限る。2024年6月7日現在。 2. 2023年11月18日現在。 ■テンプレート(■ノート ■解説)■サッカー選手pj |
クラブ来歴
編集キャリア初期
編集2017年夏にSCヘーレンフェーンへ移籍。
2018年6月にPSVアイントホーフェンへ移籍し、2023年までの5年間の契約を結んだ[3]。
インテル・ミラノ時代
編集2021年8月15日、移籍したハキミの穴埋めを期待され[4]、インテル・ミラノへ移籍を発表。2025年6月30日までの契約を結んだ[5]。シーズン当初は途中出場なども多かったが、12月4日のASローマ戦で移籍後初得点を挙げるなど、徐々に出場時間を増やした。
2期目となる2022-23シーズン、リーグ開幕のレッチェ戦でゴールを決めるスタートを切ると、ほぼレギュラーポジションを得た[4]。
2023-24シーズンは開幕からスタメンで起用されていたが、12月に怪我で離脱し、復帰した後からはマッテオ・ダルミアンが1番手として起用された。この理由については、「少しばかりメンタルが壊れてしまってね。今日までそれを引きずっている感じだ」と話した[6]。それでもリーグ戦4ゴール4アシストを記録し、チームのリーグ優勝に貢献した。5月31日には、4月28日に行われたインテルの優勝パレードにてACミランのDFテオ・エルナンデスを侮辱する旗を掲げたため、FIGCから4000ユーロの罰金が科された[7]。テオ・エルナンデスとは、ミラノダービーで度々衝突を起こしており、インテルが優勝を決めた4月23日の試合では、両者退場処分となった[8]。
代表歴
編集2018年10月13日、UEFAネーションズリーグのドイツ戦でA代表デビューを果たした。
2021年のUEFA EURO 2020グループリーグ初戦のウクライナ戦では2-2から代表初ゴールとなる決勝ゴールを挙げて勝利に貢献[9]、第2戦のオーストリア戦では先制点となったペナルティーキックを奪取しただけでなく、1ゴールを挙げ、決勝トーナメント進出した[10]。
2022年11月、ワールドカップカタール大会のメンバーに選出され、決勝トーナメント1回戦、アメリカ戦では1ゴール2アシストを決めてベスト8入りに貢献した[11]。
所属クラブ
編集ユース
- 2013年 - 2014年 BVVバーレンドレヒト
プロ
- 2014年 - 2017年 スパルタ・ロッテルダム
- 2017年 - 2018年 SCヘーレンフェーン
- 2018年 - 2021年 PSVアイントホーフェン
- 2021年 - インテル・ミラノ
代表鞍替えの経緯
編集アルバ代表からオランダ代表に鞍替えする際に物議を醸しており、当時のアルバ代表監督であったジョヴァンニ・フランケンの誘いを断ってまでオランダ代表入りを希望したため、アルバでは裏切り者と見做されていたことをのちに明かされている[12]。
個人成績
編集クラブ
編集2022-23シーズン終了時点[13]
クラブ | シーズン | リーグ戦 | 国内カップ | 国際大会 | その他 | 合計 | ||||||
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ディビジョン | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | ||
スパルタ・ロッテルダム | 2014-15 | エールステ・ディヴィジ | 3 | 0 | 0 | 0 | - | - | 3 | 0 | ||
2015-16 | 31 | 1 | 2 | 0 | - | - | 33 | 1 | ||||
2016-17 | エールディヴィジ | 31 | 1 | 5 | 0 | - | - | 36 | 1 | |||
通算 | 65 | 2 | 7 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 72 | 2 | ||
ヘーレンフェーン | 2017-18 | エールディヴィジ | 33 | 3 | 2 | 0 | - | 2 | 1 | 37 | 4 | |
PSV | 2018-19 | エールディヴィジ | 34 | 4 | 0 | 0 | 8 | 0 | 1 | 0 | 43 | 4 |
2019-20 | 25 | 7 | 2 | 0 | 12 | 1 | 1 | 0 | 40 | 8 | ||
2020-21 | 30 | 2 | 3 | 1 | 8 | 1 | - | 41 | 4 | |||
通算 | 89 | 13 | 5 | 1 | 28 | 2 | 2 | 0 | 124 | 16 | ||
インテル | 2021-22 | セリエA | 33 | 5 | 4 | 0 | 7 | 0 | 1 | 0 | 45 | 5 |
2022-23 | 34 | 1 | 5 | 0 | 12 | 1 | 0 | 0 | 51 | 2 | ||
2023-24 | 31 | 4 | 0 | 0 | 5 | 0 | 0 | 0 | 36 | 4 | ||
通算 | 98 | 10 | 9 | 0 | 24 | 1 | 1 | 0 | 132 | 11 | ||
キャリア通算 | 285 | 28 | 23 | 1 | 52 | 3 | 5 | 1 | 328 | 29 |
タイトル
編集クラブ
編集- インテル
- セリエA:1回(2023-24)
- コッパ・イタリア:2回(2021-22, 2022-23)
- スーペルコッパ・イタリアーナ:3回(2022, 2023, 2024)
個人
編集- エールディヴィジベストイレブン:1回(2018-19)
脚注
編集- ^ “Danzel Dumfries”. Inter Milan. 2023年1月2日閲覧。
- ^ “Denzel Dumfries” (英語). www.psv.nl (2015年7月1日). 2020年2月17日閲覧。
- ^ “Denzel Dumfries pens five-year PSV deal” (英語). www.psv.nl (2018年6月19日). 2020年2月18日閲覧。
- ^ a b “イタリア代表は不出場も…カタールW杯で注目のセリエAプレーヤー7選”. GOAL. 2022年11月12日閲覧。
- ^ “デンゼル・ダンフリースがインテルへ移籍”. FCインテルナツィオナーレ・ミラノ (2021年8月15日). 2021年8月15日閲覧。
- ^ “「メンタルが壊れてしまってね」ダンフリースが精神状態悪化を明かす「今も引きずってる感じ」”. 超ワールドサッカー!. 2024年6月7日閲覧。
- ^ “FIGC、優勝パレードでテオ・エルナンデスを侮辱する旗を掲げたダンフリースとインテルに4000ユーロの罰金処分を科す”. 超ワールドサッカー!. 2024年6月7日閲覧。
- ^ “「何やってんだコラッ!」ミラノ・ダービーで“ガチ喧嘩”が勃発! 取っ組み合いの乱闘→2人にレッドカードが出た一部始終「両成敗か」「いい加減にしろ」 | 海外サッカー | ABEMA TIMES | アベマタイムズ”. ABEMA TIMES (2024年4月24日). 2024年6月7日閲覧。
- ^ “7年ぶり主要大会復帰のオランダ、ウクライナとの激闘制して白星発進!ワイナルドゥム弾など3発”. ゴールコム (2021年6月14日). 2021年6月14日閲覧。
- ^ “オランダが2連勝で首位突破決定!…デパイ&ダンフリース弾でオーストリア撃破”. ゲキサカ (2021年6月18日). 2021年6月18日閲覧。
- ^ “オランダが一番乗りで準々決勝へ! 若きアメリカを下す…ダンフリースが1得点2アシスト”. サッカーキング. 2022年12月4日閲覧。
- ^ EUROでブレイクのオランダ代表ダンフリース、“鞍替え国”では「裏切り者」扱いだったqoly 2021年6月26日
- ^ “Denzel Dumfries Transfermarkt Detailed Stats” (英語). Transfermarkt. 2023年7月1日閲覧。
外部リンク
編集- デンゼル・ダンフリース - National-Football-Teams.com
- デンゼル・ダンフリース - Soccerway.com
- デンゼル・ダンフリース - Soccerbase.comによる選手データ
- デンゼル・ダンフリース - FootballDatabase.eu
- デンゼル・ダンフリース - WorldFootball.net
- デンゼル・ダンフリース - Transfermarkt.comによる選手データ
- デンゼル・ダンフリース - FIFA主催大会成績
- デンゼル・ダンフリース - UEFA
- デンゼル・ダンフリース - レキップ
- デンゼル・ダンフリース - TheFinalBall.com