デル・カーノ (小惑星)

小惑星

デル・カーノ (3060 Delcano) は小惑星帯にある小惑星。パウル・ヴィルトがツィンマーヴァルト天文台で発見した。

デル・カーノ
3060 Delcano
仮符号・別名 1982 RD1
分類 小惑星
軌道の種類 小惑星帯
発見
発見日 1982年9月12日
発見者 P. ヴィルト
軌道要素と性質
元期:2010年7月23日 (JD 2,455,400.5)
軌道長半径 (a) 2.278 AU
近日点距離 (q) 1.873 AU
遠日点距離 (Q) 2.682 AU
離心率 (e) 0.178
公転周期 (P) 3.44 年
軌道傾斜角 (i) 7.26
近日点引数 (ω) 4.64 度
昇交点黄経 (Ω) 326.77 度
平均近点角 (M) 41.53 度
物理的性質
スペクトル分類 S
絶対等級 (H) 13.4
Template (ノート 解説) ■Project

名称

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1522年に史上初となる世界周航を成し遂げたスペインの探検家フアン・セバスティアン・デル・カーノ(姓はエルカーノとも表記される。1486年 - 1526年)に因む[1]。命名は1992年11月の小惑星回報(MPC 21130)で公表された。命名を提案したのはアメリカの天文家ハーラン・J・スミス英語版(1991年没)である[1]

デル・カーノは、フィリピンで殺害されたフェルディナンド・マゼランの船団の指揮を引き継ぎ、西回りでヨーロッパに帰還した。スミスが記した推薦文は、マゼランに帰せられることの多い「初の世界一周」の名誉を負うべき人物として「世界一周の連続した航海」を完遂したデル・カーノをたたえている。また天文学的な関心事として、周航船団が記した航海日誌の1日のズレが日付変更線設定の契機となったことに言及している[1]

デル・カーノに関連する人物では、(4055) マゼランが小惑星に命名されている。

関連項目

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  1. ^ a b c MPC 21130(1992年11月10日)

外部リンク

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