デリック・シクア
デイヴィッド・デリック・シクア(英語: David Derek Sikua、1959年10月10日[2][1] - )は、ソロモン諸島の政治家。2007年12月20日から2010年8月25日にかけ、同国の第9代首相を務めた。ソロモン諸島自由党所属。
デリック・シクア Derek Sikua | |
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デリック・シクア(2009年7月) | |
生年月日 | 1959年10月10日(65歳) |
出生地 | 英領ソロモン諸島、ガダルカナル州ンガリタヴェティ村 |
所属政党 | ソロモン諸島自由党 |
配偶者 | ドリス・シクア[1] |
子女 | 5人[1] |
宗教 | メラネシア教会[1] |
在任期間 | 2007年12月20日 - 2010年8月25日 |
元首 | エリザベス2世 |
趣味は読書、執筆、サッカー、クリケット、ラグビー、ハイキング、バードウォッチング、テレビを見ること、旅行、人に会うこと[1]。
経歴
編集ガダルカナル州北東部[1]のンガリタヴェティ村出身。1974年から1978年までセルウィン専門学校に、79年から81年までフィジーの南太平洋大学に、1985年にオーストラリアのサザンクイーンズランド大学にそれぞれ在学し、1992年にオーストラリアのモナシュ大学で修士課程を修了、2002年にニュージーランドのワイカト大学で博士課程を修了した[1]。
1982年から1984年までパワ中学校の教諭・副校長を、1985年から1986年までワイマプル中学校の教諭・副校長を務める。1986年から1987年まで教育・人的資源省推進計画課主席、1988年から1990年まで同課課長、1993年に同省中等学校課課長、1993年4月から1994年2月まで同省次官補、1994年2月から1997年11月まで同事務次官、1997年11月から1998年1月まで森林・環境保全省事務次官、2003年5月から9月7日まで教育・人的資源省事務次官、2003年9月8日から2005年12月31日まで同事務次官をそれぞれ務めた[2][1]。
2006年4月にガダルカナル北東選挙区から国会議員に当選。同年5月4日にマナセー・ソガヴァレ内閣で教育・人的資源相に抜擢された[2]。しかし、首相の政治運営に対する与野党からの不満等が高まり[3]、シクア自身も2007年11月に野党に合流[4]。同年12月13日にシクア主導のもとソガヴァレ内閣の不信任決議案が可決され[5]、シクアは野党勢力から次期首相に推された。12月20日に国会で首相選挙が行われ、その結果32票を獲得し当選。与党系候補のパターソン・オティ議員は15票にとどまった[4][6]。シクアは即日首相に任ぜられ[7]、12月21日から22日にかけ組閣を行った[8]。
脚注
編集- ^ a b c d e f g h 外務省: デリック・シクア ソロモン諸島首相略歴
- ^ a b c Sikua CV at Parliament website.
- ^ 外務省: ソロモン諸島
- ^ a b "Solomon Islands elects new leader", BBC News, December 20, 2007.
- ^ Nina Tuhaika, "New Prime Minister for Solomon Islands", Solomon Times, 20 December 2007.
- ^ "Solomon Islands MPs elect new PM", Xinhua, December 20, 2007.
- ^ "Solomon Islands parliament elects new PM", ABC Radio Australia, 20 December 2007
- ^ Joanna Sireheti and Joy Basi, "Prime Minister Sikua Unveil Cabinet", Solomon Times Online, December 22, 2007.
外部リンク
編集公職 | ||
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先代 マナセ・ソガバレ |
ソロモン諸島の首相 2007年 – 2010年 |
次代 ダニー・フィリップ |