デビッド・ホルムバーグ
デビッド・A・ホルムバーグ(David A. Holmberg, 1991年7月19日 - )は、アメリカ合衆国・テキサス州ヒューストン(フロリダ州シャーロット郡ポートシャーロット育ち)出身のプロ野球選手(投手)。左投右打。北米独立リーグであるアメリカン・アソシエーションのリンカーン・ソルトドッグス所属。
リンカーン・ソルトドッグス | |
---|---|
基本情報 | |
国籍 | アメリカ合衆国 |
出身地 | テキサス州ヒューストン[1] |
生年月日 | 1991年7月19日(33歳) |
身長 体重 |
6' 3" =約190.5 cm 245 lb =約111.1 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 左投右打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2009年 MLBドラフト2巡目 |
初出場 | 2013年8月27日 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
| |
この表について
|
経歴
編集プロ入りとホワイトソックス傘下時代
編集2009年のMLBドラフト2巡目(全体71位)でシカゴ・ホワイトソックスから指名され、プロ入り。契約後、傘下のアパラチアンリーグのルーキー級ブリストル・ホワイトソックスでプロデビュー。14試合(先発7試合)に登板して2勝2敗・防御率4.73・37奪三振の成績を残した。
2010年はパイオニアリーグのルーキー級グレートフォールズ・ボイジャーズでプレーし、8試合に先発登板して1勝1敗・防御率4.46・29奪三振の成績を残した。
ダイヤモンドバックス時代
編集2010年7月30日にエドウィン・ジャクソンとのトレードで、ダニエル・ハドソンと共にアリゾナ・ダイヤモンドバックスへ移籍した[2]。移籍後は傘下のパイオニアリーグのルーキー級ミズーラ・オスプレイでプレーし、7試合に先発登板して1勝4敗・防御率3.86・47奪三振の成績を残した。また、移籍前を含めた2球団合計では15試合に先発登板して2勝5敗・防御率4.17・76奪三振の成績を残した。
2011年はA級サウスベンド・シルバーホークスとA+級バイセイリア・ローハイドでプレーし、2球団合計で27試合に先発登板して12勝9敗・防御率3.44・157奪三振の成績を残した。
2012年はA+級バイセイリアとAA級モービル・ベイベアーズでプレーし、2球団合計で27試合に先発登板して11勝8敗・防御率3.22・153奪三振の成績を残した。
2013年は開幕からAA級モービルでプレーし、26試合に先発登板して5勝8敗・防御率2.75・116奪三振の成績を残した。8月27日にはメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りし、同日のサンディエゴ・パドレス戦にて先発でメジャーデビューを果たした(結果は3.2回を3失点で勝敗付かず)。この年のメジャーでの登板はこの1試合のみだった。
レッズ時代
編集2013年12月3日にダイヤモンドバックス、シンシナティ・レッズ、タンパベイ・レイズ間の三角トレードで、レッズへ移籍した[3]。
2014年はマイナーでは傘下のAAA級ルイビル・バッツでプレーし、18試合に先発登板して2勝6敗・防御率4.66・56奪三振の成績を残した。メジャーでは7試合(先発5試合)に登板して2勝2敗・防御率4.80・18奪三振の成績を残した。
2015年は6試合に先発登板して1勝4敗・防御率7.62・15奪三振の成績を残した。10月30日に40人枠を外れる形でAAA級ルイビルへ配属され、11月6日にFAとなった[4]。
ブレーブス傘下時代
編集2015年12月13日にアトランタ・ブレーブスとマイナー契約を結んだ。
ホワイトソックス時代
編集2016年3月31日にシカゴ・ホワイトソックスとマイナー契約を結んだ。この年は傘下のAA級バーミングハム・バロンズとAAA級シャーロット・ナイツでプレーし、2球団合計で28試合に先発登板して8勝9敗・防御率3.84・107奪三振の成績を残した。
2017年は開幕をAAA級シャーロットで迎え、5月4日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした。8月11日に40人枠を外れる形でAAA級シャーロットへ配属された[4]。9月1日に再びメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[5]。この年メジャーでは37試合(先発7試合)に登板して2勝4敗・防御率4.68・33奪三振の成績を残した。レギュラーシーズン終了後の10月4日に40人枠から外れる形でAAA級シャーロットへ配属され[6]、10日にFAとなった[4]。
ホワイトソックス退団後
編集2018年2月7日にボルチモア・オリオールズとマイナー契約を結んだ[7]が、3月30日に自由契約となった[8]。4月9日にコロラド・ロッキーズとマイナー契約を結んだ[9]。
2019年4月24日に独立リーグ・アメリカン・アソシエーションのミルウォーキー・ミルクメンと契約するが、公式戦への出場がないまま5月13日にアトランティックリーグのサマセット・ペイトリオッツと契約。
2020年はアメリカン・アソシエーションのミルウォーキー・ミルクメンと契約。12試合に登板し、6勝1敗、防御率2.34の成績を残した[10]。
2021年もミルウォーキー・ミルクメンでプレー。11試合に先発登板し、7勝3敗、防御率4.33の成績を残していたが[10]、7月17日にメキシカンリーグのサルティーヨ・サラペメーカーズと契約を結んだ[4]。サルティーヨでは4試合(うち先発3試合)に登板したが未勝利に終わり、8月11日に自由契約となった[4]。8月16日にミルウォーキー・ミルクメンに復帰した[11]。
2022年1月30日にメキシカンリーグのプエブラ・パロッツと契約した[12]。5試合に先発して1勝1敗、防御率6.86という成績に終わり、7月14日に自由契約となった[4]。
2023年5月12日にメキシカンリーグのアグアスカリエンテス・レイルロードメンと契約した。6試合に先発して1勝2敗、防御率8.10という成績に終わり、6月15日に自由契約となった[4]。7月1日にアメリカン・アソシエーションのリンカーン・ソルトドッグスと契約した[13]。
投球スタイル
編集平均87.8mph(約141.3km/h)のフォーシームが半分以上を占め、割合別では次いでチェンジアップ、カーブ、スライダーの順で投げる。まれにツーシームも投げる[14]。
詳細情報
編集年度別投手成績
編集年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2013 | ARI | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- | 20 | 3.2 | 6 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 3 | 7.36 | 2.46 |
2014 | CIN | 7 | 5 | 0 | 0 | 0 | 2 | 2 | 0 | 0 | .500 | 137 | 30.0 | 27 | 8 | 16 | 1 | 16 | 18 | 2 | 0 | 16 | 16 | 4.86 | 1.43 |
2015 | 6 | 6 | 0 | 0 | 0 | 1 | 4 | 0 | 0 | .200 | 136 | 28.1 | 36 | 10 | 16 | 0 | 2 | 15 | 1 | 0 | 24 | 24 | 7.62 | 1.84 | |
2017 | CWS | 37 | 7 | 0 | 0 | 0 | 2 | 4 | 0 | 0 | .333 | 272 | 57.2 | 67 | 12 | 34 | 3 | 6 | 33 | 3 | 0 | 37 | 30 | 4.68 | 1.68 |
MLB:4年 | 51 | 19 | 0 | 0 | 0 | 5 | 10 | 0 | 0 | .333 | 565 | 119.2 | 132 | 30 | 69 | 4 | 14 | 66 | 6 | 0 | 80 | 73 | 5.49 | 1.68 |
- 2017年度シーズン終了時
背番号
編集- 33(2013年)
- 36(2014年 - 2015年)
- 64(2017年)
脚注
編集- ^ Baseball Cubeなど情報源によっては出身地がフロリダ州シャーロット郡ポートシャーロットとなっている場合がある。
- ^ 「編集部選定 2010年夏の20大トレード!」 『月刊スラッガー』2010年10月号、日本スポーツ企画出版社、2010年、雑誌15509-10、54頁。
- ^ Ryan Hanigan, Heath Bell traded to Rays in three-way deal CBS SPORTS
- ^ a b c d e f g MLB公式プロフィール参照。2023年7月6日閲覧。
- ^ Quinn Roberts (2017年9月1日). “White Sox reinstate Lopez from disabled list” (英語). MLB.com. 2017年9月2日閲覧。
- ^ Scott Merkin (2017年10月4日). “Anderson, wife reach out to Chicago youth” (英語). MLB.com. 2017年10月6日閲覧。
- ^ “Orioles' David Holmberg: Signs minor-league deal with Orioles” (英語). CBS Sports (2018年2月7日). 2018年4月19日閲覧。
- ^ Steve Adams (2018年3月30日). “Minor MLB Transactions: 3/30/18” (英語). mlbtraderumors.com. 2018年4月19日閲覧。
- ^ Steve Adams (2018年3月30日). “Rockies Agree To Minor League Deal With David Holmberg” (英語). mlbtraderumors.com. 2018年4月19日閲覧。
- ^ a b “David Holmberg - American Association - player”. Pointstreak Sports Technologies. 2021年7月23日閲覧。
- ^ “2021 Transactions”. American Association of Professional Baseball. 2021年9月17日閲覧。
- ^ Pericos_Oficialの2022年1月30日のツイート- X(旧Twitter)
- ^ “2023 Transactions”. American Association of Professional Baseball. 2023年7月6日閲覧。
- ^ “David Holmberg Baseball Statistics 2009-2017”. Baseball Cube. 2017年8月4日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集
- 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
- David Holmberg stats MiLB.com