ディランジッド
ディランジッド (Deranged)は、スウェーデン・マルメヒュース県スタッファンストルプ市ヤルップ出身のデスメタルバンド。
ディランジッド Deranged | |
---|---|
出身地 |
スウェーデン マルメヒュース県 スタッファンストルプ市 ヤルップ |
ジャンル |
デスメタル グラインドコア ブルータル・デスメタル |
活動期間 |
1991年 - 2008年 2009年 - |
レーベル |
リパルス・レコード リゲイン・レコード リスナブル・レコード セヴァード・レコード アゴニア・レコード サウンドホリック |
公式サイト | Official Facebook |
メンバー |
ヨナス・ベリストローム (ボーカル) トマス・アールグレン (ギター) アンドレアス・ヨハンソン (ベース) リカルド・ヴェルメン (ドラムス) |
旧メンバー |
ペル・ギレンバック (ボーカル) アンドレアス・デブレン (ボーカル) フレドリック・サンドベリ (ボーカル) ヨハン・アンデルベリ (ボーカル、ベース) カレ・フェルト (ボーカル、ベース) マーティン・シェーンヘル (ボーカル) アンデシュ・ヨハンソン (ボーカル) ヨハン・アクセルソン (ギター) ミカエル・ヴェステルダール (ギター) ジャン=ポール・アセノフ (ベース) ミカエル・ベリマン (ベース) ダン・ベンソン (ベース) |
略歴
編集1991年に、スウェーデン南部の街・ヤルップで結成。結成時から、グラインドコアやデスメタルを志向した音楽性での活動を行う[1]。当時影響を受けたバンドとして、初期カーカス、ナパーム・デス、サフォケイションらの名前を挙げている[1]。1992年にバンド初となるデモテープ『...the Confessions of a Necrophile』をリリース[1]。この時のメンバーは、ペル・ギレンバック (Vo)、ヨハン・アクセルソン (G)、ミカエル・ヴェステルダール (G)、ジャン=ポール・アセノフ (B)、リカルド・ヴェルメン (Ds)の5名。1993年に入ってミカエル・ヴェステルダールが脱退。しかしギタリストの補充はなく、これ以降シングルギターでの活動を続けることとなる。1993年から1994年にかけて、レーベルのサポートを受けて、2本のシングル (『...the Confessions Continues』、『Upon the Medical Slab』)、ミニ・アルバム (『Architects of Perversions』)をリリースしている[1]。またこの時期に、ジャン=ポール・アセノフが脱退し、ミカエル・ベリマン (B)が加入した。しかしミカエルは短期間で脱退し、ヨハン・アクセルソンがベースを兼任するようになる。1995年にスペインのリパルス・レコードから1stアルバム『Rated-X』をリリースしデビューした。1995年から1996年にかけて、スウェーデン国外で初となるライヴを敢行している[1]。1996年に、結成メンバーのペル・ギレンバックが脱退[1]。後任にアンドレアス・デブレン (Vo)が加入する。しかし、アンドレアスはすぐに脱退してしまったため、新たにフレドリック・サンドベリ (Vo)が加入した[1]。更に、1997年に2年間空席だったベーシストとして、ダン・ベンソン (B)が加入。その後、1998年に元ボーカリストのペル・ギレンバックが立ち上げたリゲイン・レコードから2ndアルバム『High on Blood』をリリースした。同アルバムリリース後に、ダン・ベンソンとフレドリック・サンドベリが相次いで脱退[2]。ヨハン・アンデルベリ (Vo, B)が加入する[2]。リゲイン・レコードとはアルバム1枚で契約が満了し、2000年にフランスのリスナブル・レコードと契約[1]。同年に、3rdアルバム『Ⅲ』をリリース[1]。同アルバムは、日本でもサウンドホリックから日本盤がリリースされた[2]。また、同アルバムリリース後には初来日を果たしており、大阪、名古屋、東京、千葉でライヴを敢行している[2]。2001年には、4thアルバム『Deranged』をリリースしている。2002年にはヨハン・アンデルベリが脱退し、カレ・フォルト (Vo, B)が加入[1]。同年には、5thアルバム『Plainfield Cemetery』をリリースしている[1]。2006年に6thアルバム『Obscenities in B-Flat』をリリース[1]。同アルバムを最後に、カレ・フォルトが脱退[1]。また、同アルバムがリスナブル・レコードからリリースした最後の作品である[1]。カレに代わって、マーティン・シェーンヘル (Vo)とトマス・アールグレン (B)が加入。その後、ペル・ギレンバックのリゲイン・レコードに戻り、2008年に7thアルバム『The Redlight Murder Case』をリリースした[1]。しかし、オリジナルメンバーのヨハン・アクセルソンとリカルド・ヴェルメンの2人が相次いで脱退の意向を示したため、バンドは以降の活動を諦め解散した[1]。
2009年夏に、解散時のリカルド・ヴェルメン (Ds)とマーティン・シェーンヘル (Vo)、トマス・アールグレン (G[注釈 1])の3名と、アンドレアス・ヨハンソン (B)の4名で再結成[1]。ヨハン・アクセルソンは再結成に参加しなかった。2011年に、8thアルバム『Cut Carve Rip Serve』をセヴァード・レコードからリリース。リリース後にマーティン・シェーンヘルが脱退。トマス・アールグレンがボーカルを兼任してライヴをこなす[1]。その後、アンデシュ・ヨハンソン (Vo)が加入した。2013年にEP『Morgue Orgy』をリリースした。
ポーランドのアゴニア・レコードに移籍して2016年10月に9thアルバム『Struck by a Murderous Siege』をリリースするも、同年末にアンデシュ・ヨハンソンが脱退。2017年になってヨハン・ベリストロームの加入が発表された[3]。
メンバー
編集現在のメンバー
編集- アンドレアス・ヨハンソン (Andreas Johansson) - ベース
- Bergraven、Stilla、Havokでも活動。
- リカルド・ヴェルメン (Rikard Wermén) - ドラムス
旧メンバー
編集- ペル・ギレンバック (Per Gyllenbäck) - ボーカル
- リゲイン・レコードの創業者。
- アンドレアス・デブレン (Andreas Deblèn) - ボーカル
- サタニック・スローターでも活動。
- フレドリック・サンドベリ (Fredrik Sandberg) - ボーカル
- ヨハン・アンデルベリ (Johan Anderberg) - ボーカル、ベース
- カレ・フェルト (Calle Fäldt) - ボーカル、ベース
- フォーセイクンでも活動。
- マーティン・シェーンヘル (Martin Schönherr) - ボーカル
- アンデシュ・ヨハンソン (Anders Johansson) - ボーカル
- Quest of Aidanceでも活動。
- ヨハン・アクセルソン (Johan Axelsson) - ギター
- ミカエル・ベリマン脱退後からダン・ベンソン加入前まで(1995年から1997年)、ベースを兼任していた。
- ミカエル・ヴェステルダール (Mikael Westerdahl) - ギター
- ジャン=ポール・アセノフ (Jean-Paul Asenov) - ベース
- ミカエル・ベリマン (Mikael Bergman) - ベース
- ダン・ベンソン (Dan Bengtsson) - ベース
タイムライン
編集ライヴメンバー
編集- ロッガ・ヨハンソン (Rogga Johansson) - ボーカル
- ヨルゲン・バイランダー (Jörgen Bylander) - ベース
- 2001年から2002年にかけてのライヴに参加。
ディスコグラフィー
編集アルバム
編集- Rated-X (1995)
- High on Blood (1998)
- Ⅲ (2000)
- Deranged (2001)
- Plainfield Cemetery (2002)
- Obscenities in B-Flat (2006)
- The Redlight Murder Case (2008)
- Cut Carve Rip Serve (2011)
- Struck by a Murderous Siege (2016)
その他
編集- ...the Confessions of a Necrophile (Demo) (1992)
- ...the Confessions Continues (EP) (1993)
- Upon the Medical Slab (Single) (1994)
- Architects of Perversions (EP) (1994)
- Sculpture of the Dead (EP) (1996)
- Abscess / Deranged (Split) (2001)
- Morgue Orgy (EP) (2013)