タイポグラフィにおいてディセンダー: Descender)は字母の一部であり、ベースラインの下に延長した部分である。ディセンダーの下端をディセンダーラインといい、英語ではbeard lineとも呼ばれる[1]

ベースライン以下の赤い部分はディセンダーである。

例えばラテン文字のyにおいてはディセンダーは尾の部分に相当し、二本線がつくるV字の下の対角線の部分とも言える。またpでは右側の丸の下に伸びる幹にあたる。

英文書体の多くではディセンダーは小文字(gjpqy)とまれにfに存在するが、数字(特に34579)に使うこともある。このような数字はold-style numeral英語版と呼ばれる。ただし、Computer Modern italicなどのイタリック体の書体は4にディセンダーがあって他にはなく、これはオールドスタイルとはされていない。書体の中にはJQの大文字にもディセンダーをもつものがある[2]

ある書体の、各文字のエックスハイトよりも上の部分をアセンダーという[1]。同様に、アセンダーの上端に引かれる水平線をアセンダーラインという。

参考文献

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  1. ^ a b Snider, Lesa (2013年4月23日). “Typography for all: Demystifying text for high-impact messages”. Macworld. 2013年4月25日閲覧。
  2. ^ Mcclam, Erin (2007年9月16日). “Typeface designers mix art, engineering”. USAトゥデイ. 2013年4月25日閲覧。

関連項目

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