ディアナ・ヴィシニョーワ
ロシアのバレエダンサー
ディアナ・ヴィシニョーワ(Diana Vishneva、本名:ディアナ・ヴィクトロヴナ・ヴィシニョーワ 露: Диана Викторовна Вишнёва 、1976年7月13日 - )は、ロシアのバレエダンサーである。
プロフィール
編集ディアナ・ヴィシニョーワはサンクトペテルブルクに生まれた。ワガノワ・バレエ学校でリュドミラ・コワリョーワの指導を受け、在学中からすでにマリインスキー劇場の舞台に出演していた。ワガノワ・バレエ学校在学時には、同校の歴史に残っている記録上で一番の高い成績を上げたという。1995年に同校を卒業後、直ちにマリインスキー・バレエに入団し、翌1996年にプリンシパルに任命された。
ヴィシニョーワはキャリアの初期からロシア国外での活動を始め、パリ・オペラ座バレエ団、ミラノ・スカラ座バレエ団、ミュンヘン・バレエ団などに客演した。2005年5月からは、アメリカン・バレエ・シアターのゲスト・プリンシパルとしても活躍している。
高度な技術と豊かな音楽性に裏付けられた踊りを見せ、『ジゼル』『眠れる森の美女』などの古典バレエはもとより、バランシン、ロビンス、ベジャール、ノイマイヤーなどの近現代の作品も踊りこなす多面性を持つダンサーである。ヴラジーミル・マラーホフと組んだ舞台を日本でもしばしば披露している。
ワガノワ・バレエ学校在学中だった1994年に、ローザンヌ国際バレエコンクールで金賞を受賞したのを始め、受賞歴は多数である。
2017年6月21日にアメリカン・バレエ・シアターでの引退公演を行った[1]。バレエ自体をやめるのではなく、新しい活動を模索するという。サンクトペテルブルクにスタジオを開設して、バレエ・体操・ヨガを教え、新しい振付家の育成も支援していくという[2]。
出演
編集DVD
編集受賞歴
編集脚注
編集- ^ “ディアナ・ヴィシニョーワがABT引退公演でマルセロ・ゴメスとタチアナ役を踊り喝采に包まれた|チャコット”. チャコット株式会社(2017年7月10日). 2022年3月18日閲覧。
- ^ Kourlas, Gia (2017年6月20日). “Diana Vishneva Bids Farewell to Ballet Theater, but Not to Dance” (英語). The New York Times. ISSN 0362-4331 2022年3月18日閲覧。
- ^ ローザンヌ国際バレエコンクールで披露した『カルメン』の映像が収録されている。
- ^ 2004年4月にマラーホフとともに東京バレエ団に客演した際のライブ収録である。