テンジン・ナムゲル
テンジン・ナムゲル(Tenzing Namgyal, 1769年 - 1793年)は、インド、シッキム王国(ナムゲル朝)の第6代君主(在位:1780年 - 1793年)。
生涯
編集1780年、父王プンツォ・ナムゲル2世の死により、王位を継承した[1]。
その治世は父王の時代からのネパール王国との戦いがあり、両軍の小競り合いが継続されていた。一時はシッキム軍がネパールの領土に進撃したが、これがネパール軍の総攻撃を招き、ぞの軍勢は1788年から1789年にかけてチヤ峠を越えて、シッキムの首都ラブデンツェを急襲した[2]。
テンジンは何とか王子らとともに首都を脱出することに成功し、カビを経てチベットへ亡命、ダライ・ラマ8世の庇護を受けた[2]。だが、シッキムのティスタ川西岸の領土はネパールに征服されてしまった[2]。
1793年、テンジンは亡命先のラサで死亡した[2][1]。息子のツグプ・ナムゲルが王位を継承し、シッキムへと帰国した[2]。
脚注
編集参考文献
編集- 小谷汪之『世界歴史大系 南アジア史2―中世・近世―』山川出版社、2007年。