テロリスト (マルティン・ベック)
『テロリスト』は、ペール・ヴァールーとマイ・シューヴァル共著によるスウェーデンの警察小説「マルティン・ベック シリーズ」の第10作、最終作[1]である。
テロリスト Terroristerna | ||
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著者 |
ペール・ヴァールー マイ・シューヴァル | |
訳者 | 高見浩 | |
発行日 |
1975年 1983年(文庫) | |
発行元 |
角川書店、角川文庫 | |
ジャンル | 警察小説・ミステリー | |
国 | スウェーデン | |
言語 | 日本語 | |
形態 |
上製本 文庫 | |
ページ数 |
495(文庫) | |
前作 | 警官殺し | |
コード |
ISBN 4-04-252010-3(文庫) | |
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翻訳の原書は、ジョーン・テイト(Joan Tate)訳、パンテオン・ブックス(Pantheon Books)の英語版「The Terrorists」と英語版で割愛された第15章をスウェーデン語版から。
あらすじ
編集1974年11月にアメリカ合衆国の上院議員がスウェーデンを訪問することになった。警察上層部はグンヴァルド・ラーソンを某国[2]に要人警護体制の視察に派遣した。そのラーソンの眼前で某国を訪問していた賓客はテロリスト集団の仕掛けた爆弾により殺害されてしまった。
スウェーデンでの要人警護は上院議員の身辺警護を公安部(Rikspolisstyrelsens säkerhetsavdelning:Säpo)に、警護全般の指揮はマルティン・ベックに任されることとなった。国外の警察や公安部がCIA等から入手したテロリスト集団の手口や構成員の情報を基に警備計画が練られた。
着々と準備が進み後は上院議員の到着を待つばかりとなった頃、ベックとラーソンの元にテロリストらしき人物がストックホルムに潜入しているらしいとの情報がもたらされた。