テランガーナ州

インドの州
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テランガーナ州(テランガーナしゅう、テルグ語:తెల౦గాణ、ウルドゥー語: تلنگانہ‎、英語:Telangana)は、インドデカン高原の一角を占める州である。連邦公用語ヒンディー語ではテーランガーナー州(तेलंगाना)と表記される。2014年6月2日アーンドラ・プラデーシュ州から分割され、インドの29番目の州となった。

テランガーナ州
తెల౦గాణ
تلنگانہ
Telangana
インド国内の位置
(インド国内の位置)
基礎情報
 インド
行政区 テランガーナ州
州都 ハイデラバード(Hyderabad)
面積 114,840 km²
人口 2011年
 - 合計 35,193,978 人
 - 人口密度 310 人/km2
時間帯 インド標準時(IST)UTC+5:30
公用語 テルグ語ウルドゥー語
創立 2014年6月2日
州知事 ジシュヌ・デブ・バルマ英語版 (Jishnu Dev Varma)
州首相 レヴァンス・レディ英語版(Anumula Revanth Reddy)
立法機関(議席数) 二院制((119 + 40)
略称ISO IN-xx(未記載)
州公式ウェブサイト http://telangana.gov.in/

概要

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クリシュナ川ゴーダーヴァリ川という大河を含む一帯であるため、古来よりデカン高原に興った多くの王朝、王国(サータヴァーハナ朝バフマニー朝レッディ王国ゴールコンダ王国ニザーム王国など)がその根拠地としてきた歴史がある。

1947年にインドとパキスタンが分離独立した際、イスラム国家であったニザーム王国は独立を選んだが、翌年のポロ作戦でインドに軍事的に統合され、ハイデラバード州になった。1950年代にインドの州は言語によって再編成されることになり、ハイデラバード州のうちテルグ語を主に話すテランガーナ地方は旧マドラス管区のアーンドラ州と統合されて1956年11月1日にアーンドラ・プラデーシュ州が成立した。両者はテルグ語を主に話す地域という点では共通していたが異なる歴史を持ち、長期にわたって再分離運動(英語版)が続けられていた。

2014年6月2日に旧ニザーム王国部分がアーンドラ・プラデーシュ州から分離し、単独のテランガーナ州となった[1]

乾期は温度が上昇し、貧困層を中心に熱中症による死者が多く発生する。2015年5月には、過去20年来最悪の熱波に襲われ、東隣のアーンドラ・プラデーシュ州と合わせて1,800人以上の死者を出している[2]

州都

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ハイデラバード(2024年までアーンドラ・プラデーシュ州の州都を兼ねる)[1]

地方行政区分

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  1. アーディラーバード県అదిలాబాదుAdilabad District
  2. ハイダラーバード県హైదరాబాదుHyderabad District
  3. カリームナガル県英語版కరీంనగర్Karimnagar District
  4. カンマン県英語版ఖమ్మంKhammam District
  5. マフブーブナガル県英語版మహబూబ్ నగర్Mahbubnagar District
  6. メダック県మెదక్Medak District
  7. ナルゴンダ県英語版నల్గొండNalgonda District
  8. ニザーマーバード県英語版నిజామాబాదుNizamabad District
  9. ランガーレッディ県英語版రంగారెడ్డిRanga Reddy District
  10. ワランガル県英語版వరంగల్Warangal District

経済

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テランガナ州の経済規模はインド第7位で、州内総生産(GSDP)は13兆2,500億ルピー(1,700億米ドル)、1人当たりGSDPは32万ルピー(4,000米ドル)である[3][4]。テランガナ州の成長は、ITソフトウェア、工業、サービス業によりけん引されている。

また、Bharat Dynamics Limited、Defence Metallurgical Research Laboratory、Defense Research and Development Organization、Defence Research and Development Laboratoryなど、多くの防衛・航空分野の研究所が所在する[5]

出典

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  1. ^ a b “インドに29番目の州が誕生「テランガナ州」” (日本語). AFP. (2014年6月2日). https://www.afpbb.com/articles/-/3016586 2014年6月2日閲覧。 
  2. ^ インドの熱波、死者1800人に 過去20年で最悪 AFP通信(2015年5月29日)2017年1月10日閲覧
  3. ^ Telangana Socio Economic Outlook 2023”. Government of Telangana. pp. 10–25. 2023年7月12日閲覧。
  4. ^ Per Capita Net State Domestic Product - State-wise (At Current Prices)”. Reserve Bank of India. 21 January 2022閲覧。
  5. ^ Efforts on to transform Hyderabad into a hub for defence electronics”. Business Line. The Hindu Group (3 August 2017). 30 November 2020時点のオリジナルよりアーカイブ2023年7月12日閲覧。