テュフォン (小惑星)

小惑星

テュフォン (42355 Typhon) は、太陽系外縁天体(散乱円盤天体)のひとつ。ただし近日点が天王星より内側にあるため、ケンタウルス族とされることもある。パロマー天文台で行われた地球近傍小惑星追跡プログラムで発見された。後に1989年にも観測されていたことが判明している。

テュフォン
42355 Typhon
仮符号・別名 2002 CR46
分類 太陽系外縁天体
軌道の種類 散乱円盤
発見
発見日 2002年2月5日
発見者 NEAT
軌道要素と性質
元期:2010年1月4日 (JD 2,455,200.5)
軌道長半径 (a) 37.613 AU
近日点距離 (q) 17.521 AU
遠日点距離 (Q) 57.706 AU
離心率 (e) 0.534
公転周期 (P) 230.69
軌道傾斜角 (i) 2.43
近日点引数 (ω) 158.88 度
昇交点黄経 (Ω) 351.96 度
平均近点角 (M) 5.72 度
前回近日点通過 2006年
次回近日点通過 2237年頃
衛星の数 1
物理的性質
直径 120 - 180 km
質量 (9.49 ± 0.52)
×1017 kg
平均密度 0.27 - 0.88 g/cm3
自転周期 (3.66 or 4.35)
± 0.02 時間
絶対等級 (H) 7.65 ± 0.01
アルベド(反射能) 0.043 - 0.063
色指数 (B-V) 0.74 ± 0.02
色指数 (V-R) 0.52 ± 0.01
色指数 (V-I) 0.99 ± 0.04
Template (ノート 解説) ■Project

2006年1月20日にハッブル宇宙望遠鏡を用いて行われた観測によって衛星が発見された。二つの天体はかなり近い大きさ(直径の比率が0.58)であるため、二重小惑星と見なすことも出来る。

2006年11月9日に主星はテュフォン、衛星はエキドナと命名された。それぞれギリシア神話に登場する魔神テューポーンと、その妻エキドナに由来する。

関連項目

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外部リンク

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