テフライトまたはテフル岩(Tephrite)は、火成岩火山噴出岩で、非顕晶質から斑岩様のテクスチャを持つ。鉱物組成は、通常、準長石白榴石及び霞石)と斜長石が豊富で、少量のアルカリ長石を含む。随伴鉱物としては輝石が一般的で、石英カンラン石は含まない。白榴石-霞石系のものはドイツハイデルベルク近郊Hamberg bei Neckarelzで[1]響岩系のものはイタリアバジリカータ州モンテ・ヴルトゥレで、ベイサナイト系のものはナミビア火成岩貫入の中で見られる。

ドイツのアイフェルで産出した白榴石系テフライト

出典

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  1. ^ Frenzel, Gerhard (1953) Die Erzparagenese des Katzenbuckels im Odenwald, Contributions to Mineralogy and Petrology, Volume 3, Number 6, pages 409-444, DOI: 10.1007/BF01129196 (ドイツ語). Retrieved 2012-04-11.