テネラニTenerani1944年 - ?)はイタリア競走馬。イタリアの天才馬産家であるフェデリコ・テシオの傑作でダービーイタリアーノミラノ大賞典等に勝ったほか、イタリア国内にとどまらず、イギリスでもグッドウッドカップクイーンエリザベスステークス[注 1]に勝った。

テネラニ
品種 サラブレッド
性別
毛色 鹿毛
生誕 1944年
死没 不明(1965年?)
ベッリーニ
トファネラ
生国 イタリア
生産者 フェデリコ・テシオ
馬主 フェデリコ・テシオ
調教師 フェデリコ・テシオ
競走成績
生涯成績 27戦17勝
獲得賞金 42,141ドル(米貨換算)
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種牡馬としてはイタリアとイギリスで供用された。産駒は1955年と1956年凱旋門賞を連覇したリボーが有名である。

戦績

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リボーネアルコと同じフェデリコ・テシオの生産で、テシオの生産馬の中でも特に国際的に活躍した競走馬として知られている。父はダービーイタリアーノ優勝馬ベリーニ、その父は5戦無敗でテシオが生前生涯最良の名馬と褒め称えた程の名馬カヴァリエレダルピーノであり[注 2]、テシオとしては珍しく自家生産馬を用いて生産している。

競走成績、種牡馬成績共に優れ、3歳時にはダービーイタリアーノ、セントレジャーイタリアーノミラノ大賞典イタリア大賞典英語版イタリアジョッキークラブ大賞等に勝ち、1947年イタリア最優秀3歳馬に選ばれた。翌年は活躍の場をイタリア国外にも広げクイーンエリザベスステークスグッドウッドカップの2つの権威あるイギリスの競走に勝った。イタリアでもオムニウム賞(現イタリア共和国大統領賞)に勝ち、ミラノ大賞典2着等活躍した。この年もイタリア最優秀古馬に選ばれている。

引退後は当初イタリアで種牡馬入り。1952年にイギリスに輸出され、1960年再輸入された。産駒はリボーが飛び抜けて知られているが、他にもアスコットゴールドカップ連覇の名ステイヤーファイティングチャーリー (Fighting Charlie) 、グッドウッドカップ親子制覇のテンターフックス (Tenterhooks) 、ミラノ大賞典優勝馬マルホア (Malhoa) 、セントレジャーイタリアーノ優勝馬デレイン (Derain) 、ドンカスターカップ優勝馬ボナール (Bonnard) 、イタリアリーディングサイアーティソ (Tissot) らがいる。これら産駒群の子孫は全て2・3代で滅び、直系子孫はリボーを通じてのみ伝えられている。子孫はリボー系参照。

血統表

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テネラニ血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 セントサイモン系
[§ 2]

Bellini
1937 鹿毛
父の父
Cavaliere d'Arpino
1926 鹿毛
Havresac
1915
Rabelais
Hors Concours
Chuette
1916
Cicero英語版
Chute
父の母
Bella Minna
1923 栗毛
Bachelor's Double英語版
1906
Tredennis
Lady Bawn
Santa Minna
1915
Santoi
Minnow

Tofanella
1931 栗毛
Apelle
1923 栗毛
Sardanapale英語版
1911
Prestige英語版
Gemma
Angelina
1913
St.Frusquin
Seraphine
母の母
Try Try Again
1922 鹿毛
Cylgad
1909
Cyllene
Gadfly
Perseverance
1904
Persimmon
Reminiscence
母系(F-No.) 6号族(FN:6-d) [§ 3]
5代内の近親交配 Cyllene:M4×S5×M5, St. Simon:S5×M5×M5 [§ 4]
出典
  1. ^ JBISサーチ[1]およびnetkeiba.com[2]
  2. ^ netkeiba.com[2]
  3. ^ JBISサーチ[1]およびnetkeiba.com[2]
  4. ^ JBISサーチ[1]


脚注

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注釈

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  1. ^ キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスの前身。
  2. ^ テシオはリボーのデビュー直前に死亡している。

出典

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  1. ^ a b c 血統情報:5代血統表|Tenerani(ITY)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2023年5月4日閲覧。
  2. ^ a b c Teneraniの血統表 | 競走馬データ”. netkeiba.com. 株式会社ネットドリーマーズ. 2023年5月4日閲覧。

外部リンク

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