テオドール・ヴァイゲル
テオドール(テオ)・ヴァイゲル(Theodor "Theo" Waigel, 1939年4月22日 - )はドイツの政治家。キリスト教社会同盟 (CSU) 所属。CSU党首、ヘルムート・コール内閣での連邦財務相(1989年‐1998年)を歴任した。名前は「ワイゲル」と表記されることもある。
テオドール・ヴァイゲル Theodor Waigel | |
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ヴァイゲル(2012年) | |
生年月日 | 1939年4月22日(85歳) |
出生地 |
ドイツ国 バイエルン自由州 ウルスベルク |
出身校 | ヴュルツブルク大学 |
所属政党 | キリスト教社会同盟 |
在任期間 | 1988年11月16日 - 1999年1月16日 |
内閣 | コール内閣 |
在任期間 | 1989年4月21日 - 1998年10月27日 |
略歴
編集- 1939年4月22日 バイエルン州オーバーローアーで生まれる。
- 1959年 ミュンヘン大学に入学。法学と政治学を専攻。のちヴュルツブルク大学に転じる。
- 1961年 キリスト教社会同盟青年郡支部長に就任(〜1971年)
- 1963年 第一次法曹試験合格。
- 1967年 第二次法曹試験(国家司法試験)合格。法学博士号を取得。ミュンヘン地方裁判所判事補
- 1969年 バイエルン州大蔵省次官秘書官(〜1970年)
- 1970年 バイエルン州経済交通大臣秘書官(〜1972年)。CSU代表委員。
- 1971年 党の青年団組織「ユンゲ・ウニオン」(Junge Union) のバイエルン州代表(〜1975年)
- 1972年 ドイツ連邦議会議員に初当選。
- 1973年 CSU党政策委員(〜1988年)
- 1978年 党連邦議会議員団財政委員長(〜1980年)
- 1980年12月 党議員団経済政策会議代表(〜1982年10月)
- 1982年10月 CSU院内総務及び第一副党首(〜1988年)
- 1983年 CSU執行部入り。
- 1987年 シュヴァーベン地区党代表(〜1988年)
- 1988年11月 フランツ・ヨーゼフ・シュトラウス党首の急死に伴い、CSU党首に就任(〜1999年)
- 1989年4月 ヘルムート・コール内閣の改造に伴い、指名を受けて第三次コール内閣の連邦財務大臣に就任。
- 1995年12月 欧州理事会で欧州単一通貨をユーロと呼称することを提案。
- 1998年10月26日 総選挙の敗北に伴うコール内閣の退陣により、財務相を離職。
- 1999年1月 総選挙敗北の責任をとり党首を辞任、エドムント・シュトイバー州首相に引き継ぐ。
- 2002年9月 連邦議会選挙に出馬せず、政界引退。
以後は不動産コンサルティング会社の監査役などを務めている。2009年1月から4年間、アメリカ合衆国司法省の委託を受け、シーメンス社の反不正担当役員(コンプライアンス・モニター)に就任。同じく証券取引委員会監査役を務める。かつてのドイツと欧州連合に対する貢献を評価され、2009年7月にCSU名誉党首に就任した。
家族
編集先妻との間に二児、1994年に再婚した元スキー選手の現夫人との間に一男がある。