ティル・ブレナー
ティル・ブレナー[1](Till Brönner、1971年5月6日 - )は、西ドイツ・フィールゼン生まれのジャズ・ミュージシャン、トランペッター、歌手、作曲家、音楽プロデューサー、写真家である[2]。
ティル・ブレナー Till Brönner | |
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ティル・ブレナー(2006年) | |
基本情報 | |
生誕 | 1971年5月6日(53歳) |
出身地 | 西ドイツ フィールゼン |
ジャンル | フュージョン、ボーカル・ジャズ、ポップス |
職業 | ミュージシャン、編曲家、音楽プロデューサー |
担当楽器 | トランペット |
活動期間 | 1991年 - |
レーベル | ヴァーヴ・レコード |
公式サイト |
www |
略歴
編集1989年から1991年まで、ブレナーはペーター・ハーボルツハイマー・リズム・コンビネーション & ブラスのメンバーを務めた。20歳のとき、彼はホルスト・ヤンコフスキの下でジグス・ウィッガムの後任としてRIASビッグバンド・ベルリンのソロ・トランペット奏者となった[3]。
ブレナーは、レイ・ブラウンとジェフ・ハミルトンと共にデビュー・アルバム『Generations of Jazz』(1993年)をレコーディングした。彼のボーカル・デビューはアルバム『love』(1999年、ヴァーヴ)。彼のアルバム『ザット・サマー』(2004年)は、ドイツのポップ・チャートで16位となり、ドイツの歴史の中で最も売れているジャズ・ミュージシャンとなった。ラリー・クラインが、続く2枚のアルバムをプロデュースした。 『オセアーナ』(2006年)は、カーラ・ブルーニ、マデリン・ペルー、ルシアーナ・ソウザというボーカリストの参加をフィーチャーしていた。『リオ〜ボサ・ノヴァの誘惑』(2009年)は、ボサノヴァとブラジル音楽へのトリビュートであり、カート・エリング、メロディ・ガルドー、セルジオ・メンデス、ミルトン・ナシメント、ルシアーナ・ソウザが参加した[3]。
ブレナーは、写真家ウィリアム・クラクストンに関するドキュメンタリー『Jazz Seen』のためのスコアを書き、自転車レースのツール・ド・フランスに関する映画『Höllentour』のサウンドトラックを作曲した。2014年には、ロサンゼルスで録音され、ジャズ・ギタリスト兼プロデューサーのチャック・ローブがプロデュースした、古いものから現在のものまで映画で使われた曲のカバー・バージョンを収録したアルバム『ムーヴィー・アルバム』をリリースした。2016年、オランダのプロデューサーで、伝説のルード・ヤコブスがプロデュースした、スタンダードとオリジナルのスウィング・アルバムであるソニー・マスターワークスからの初アルバム『The Good Life』をリリース。2018年には、ドイツのベーシスト、ディーター・イルグと組んで、ソニーからの2枚目となるリリース作『Nightfall』を発表した。これは、このカテゴリーでプラチナ・レコードを獲得したデュオ・アルバムとなった[3]。
ディスコグラフィ
編集リーダー・アルバム
編集- Generations of Jazz (1994年、Minor Music)
- German Songs (1996年、Minor Music)
- My Secret Love (1996年、Minor Music)
- 『ミッドナイト』 - Midnight (1997年、Universal Classics & Jazz)
- 『love』 - Love (1999年、Verve)
- 『チャッティン・ウィズ・チェット』 - Chattin' with Chet (2000年、Verve)
- 『ブルー・アイド・ソウル』 - Blue Eyed Soul (2002年、Universal/Verve)
- Jazz Seen (2002年、A&M)
- 『ザット・サマー』 - That Summer (2004年、Verve)
- 『オセアーナ』 - Oceana (2006年、EmArcy)
- 『ザ・クリスマス・アルバム』 - The Christmas Album (2007年、Universal/Verve)
- 『リオ〜ボサ・ノヴァの誘惑』 - Rio (2009年、Universal Classics & Jazz)
- At the End of the Day (2010年、Bam Bam)
- 『ティル・ブレナー』 - Till Bronner (2013年、Bam Bam)
- 『ムーヴィー・アルバム』 - The Movie Album (2014年、Verve)
- Canyon Songs (2015年、MPS/Naxos)
- The Good Life (2016年、Sony Masterworks)[4]
- Nightfall (2018年、Sony Masterworks) ※with ディーター・イルグ
- 『オン・ヴァケーション』 - On Vacation (2020年、Sony Music Entertainment) ※with ボブ・ジェームス
脚注
編集- ^ 「ティル・ブルーナー」の表記もある。
- ^ Schulte-Peevers, Andrea (2010-03-01). Germany 6. Lonely Planet. pp. 67–. ISBN 9781741047813 13 December 2012閲覧。
- ^ a b c “Till Brönner | Biography & History | AllMusic”. AllMusic. 26 July 2017閲覧。
- ^ “Till Brönner | Album Discography | AllMusic”. AllMusic. 26 July 2017閲覧。