ツリフネソウ属学名Impatiens)は、ツリフネソウ科の1[1]で、900種以上が知られる[2]。日本では、ツリフネソウキツリフネハガクレツリフネなどが自生する[3][1]ホウセンカアフリカ原産のアフリカホウセンカ、園芸用に品種改良したニューギニアインパチェンスなどもよく栽培されている。

ツリフネソウ属
ツリフネソウImpatiens textori
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: フウロソウ目 Geraniales
: ツリフネソウ科 Balsaminaceae
: ツリフネソウ属 Impatiens

特徴

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草本であるが、基部が木質化する種もある[1]。葉は互生、または対生。花は葉腋から単独に出るか、散房状に出る。萼片は3枚で、稀に5枚。下方のものが袋状になって、下に曲がるか渦巻き状になる距を持つ。花弁は5枚で、左右のものはしばしば2枚ずつ合着する。果実は肉質の蒴果で縦に裂け、その際に裂片が勢いよく巻きながら種子を飛ばすことが多い。

 
エンシュウツリフネの果実

主な種

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脚注

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  1. ^ a b c 佐竹 (1982)、235頁
  2. ^ Impatiens in Flora of China @ efloras.org”. www.efloras.org. 2021年9月28日閲覧。
  3. ^ 青山 (2003)、194頁

参考文献

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  • 青山潤三『決定版 山の花1200-山麓から高山まで』平凡社、2003年8月。ISBN 4582542336 
  • 佐竹義輔大井次三郎北村四郎、亘理俊次、冨成忠夫 編『日本の野生植物 草本II離弁花類』平凡社、1982年3月17日。ISBN 458253502X 

外部リンク

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