チンクエチェント博物館
チンクエチェント博物館 (IL MUSEO DELLA CINQUECENTO) は、愛知県名古屋市にある私設の自動車博物館。
チンクエチェント博物館 IL MUSEO DELLA CINQUECENTO | |
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施設情報 | |
正式名称 | チンクエチェント博物館 |
専門分野 | チンクエチェント(フィアット・500) |
館長 | 深津浩之 |
開館 | 2001年(平成13年)6月2日 |
所在地 |
〒467-0872 愛知県名古屋市瑞穂区高辻町14-10 |
位置 | 北緯35度08分18.04秒 東経136度55分04.03秒 / 北緯35.1383444度 東経136.9177861度座標: 北緯35度08分18.04秒 東経136度55分04.03秒 / 北緯35.1383444度 東経136.9177861度 |
外部リンク | チンクエチェント博物館 |
プロジェクト:GLAM |
概要
編集2001年6月2日、愛知県知多市のリゾートマンション施設「チッタ・ナポリ」内に開館した。イタリアのフィアット社が開発した自動車「500(チンクエチェント)」専門の博物館で、主に1957年から1975年まで生産された2代目、通称「NUOVA 500」と呼ばれるモデルを所蔵・公開する。
2014年3月末をもって一旦閉館し、同年5月1日、山形県鶴岡市に移転した[1]。本博物館は設立当時より「移動博物館」をコンセプトとしており、移転リニューアルはその構想によるものである。ただし、博物館の事務局は引き続き愛知県名古屋市に置いている。
2020年、鶴岡市から事務局のある愛知県名古屋市に移転。これまで本博物館では、500を所蔵・公開することで同車の保護・保存につなげていくことを目的としていた。博物館を設立して20年近くが経過し、日本でも500の知名度が上がってきたこともあり、「この車に心惹かれた人たちに実際に所有してもらい、日常の中で乗ってもらうことで保護・保存につなげていきたい」との思いから、展示にとどまらず車両の販売も行うことになった。
レーシングチームの運営
編集フィアット(アバルト)によるレーシングチーム「ムゼオ チンクエチェント レーシングチーム(museo CINQUECENTO racing team)」を運営しており、2013年にはスーパー耐久シリーズに初参戦。合計で国内6戦に参戦した。
2005年日本国際博覧会における展示
編集2005年、愛知県にて開催された2005年日本国際博覧会(愛・地球博)のイタリア館(同県長久手市)において、実際のNUOVA 500の車体にホワイトチョコレートをコーティングした車両が展示された。博覧会終了後、この車両は本博物館に寄贈されている。
展示車両
編集- FIAT 500 A(トポリーノ)/ 1936年
- FIAT NUOVA 500(プリマセーリエ)/ 1957年
- FIAT NUOVA 500 USA / 1959年
- FIAT 500 GHIA JOLLY / 1959年
- FIAT NUOVA 500 SPORT / 1959年
- FIAT 500 GIARDINIERA / 1960年
- FIAT ABARTH 695 SS ASSETTO CORSA / 1966年
- FIAT 500 ENGADINA / 1971年
- CHOCOLATE COATED FIAT 500 / 2005年
利用案内
編集- 休館日 - 毎週月曜日、第1・第3火曜日
- 開館時間 - 11:00 - 13:00・14:00 - 17:00(事前予約制)
- CASA 500 SHOP(カーザ チンクエチェント ショップ)
2024年9月8日にヤングタイマーのフィアット車の展示およびヨーロッパ雑貨などの販売を行う店舗として開店した[2]。
- 所在地 - 愛知県瀬戸市坊金町221
- 営業日 - 毎月第2・第4日曜日のみ営業
- 営業時間 - 10:00 - 17:00(2024年10月27日より予約不要)
脚注
編集- ^ チンクエチェント博物館 通信カーくる版
- ^ @casa500_shop (2024年8月31日). "9/8(日)、愛知県瀬戸市に「CASA 500(カーザ チンクエチェント)」がOPEN!…". X(旧Twitter)より2024年10月28日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- FIAT500 クラシケ販売 チンクエチェント博物館 | HP
- CASA 500 SHOP (@casa500_shop) - X(旧Twitter)