チャンドラハーサン
チャンドラハーサン(Chandrahasan、1937年3月6日 - 2017年3月18日)は、インドのタミル語映画で活動した映画プロデューサー、俳優。
チャンドラハーサン Chandrahasan | |
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チャンドラハーサン(2013年) | |
本名 | シュリニヴァサン・チャンドラハーサン(Srinivasan Chandrahasan) |
生年月日 | 1937年3月6日 |
没年月日 | 2017年3月18日(80歳没) |
出生地 | イギリス領インド帝国 マドラス管区パラマクディ |
死没地 | イギリス ロンドン |
職業 | 映画プロデューサー、俳優 |
ジャンル | タミル語映画 |
活動期間 | 1981年-2017年 |
配偶者 | ギータマニ(1965年-2017年、死別) |
著名な家族 |
アヌー・ハーサン(娘) チャールハーサン(兄) カマル・ハーサン(弟) スハーシニ・マニラトナム(姪) シュルティ・ハーサン(姪) アクシャラ・ハーサン(姪) |
生涯
編集生い立ち
編集1937年3月6日、弁護士で独立運動家のD・シュリニヴァサンとラージャラクシュミーの息子として生まれる。チャンドラハーサンは4人兄弟の次男であり、兄チャールハーサンと弟カマル・ハーサンは俳優としてタミル語映画で活動し、妹ナリニ・ラグラームは古典舞踊のダンサーとして活動していた[1]。チャールハーサンは歌手活動を経て俳優のほかに弁護士としても活動し[2]、一方のチャンドラハーサンは俳優として成功したカマル・ハーサンと映画界において親密な関係を築いた[3]。
キャリア
編集1995年に姪スハーシニ・マニラトナムの監督デビュー作『インディラ』に出演し、娘アヌー・ハーサンやアルヴィンド・スワーミ、ナーサルと共演した[4]。2000年代に入ると、チャンドラハーサンはラージ・カマル・フィルムズ・インターナショナルの経営に積極的に携わるようになった[5][6]。2013年にはカマル・ハーサン主演作『Vishwaroopam』の上映を巡り反発が起きた際には、反対派と交渉して上映を実現させるなど大きな役割を果たした[7][8]。2017年に撮影に参加した『Appathava Aattaya Pottutanga』が、チャンドラハーサンの遺作となった。同作は年配の男女を題材とした恋愛映画で、「尊敬される人物」を主人公の役に起用したいという希望からチャンドラハーサンが起用され、2021年にOTTサービスで配信された[9]。
死去
編集2017年3月18日、チャンドラハーサンは心臓発作を起こしてロンドンで死去した。同年1月に妻ギータマニと死別してからは、息子ニルマル・ハーサンが居住するアメリカ合衆国を訪れており、インドに帰国する途中に娘アヌー・ハーサンが暮らすロンドンに立ち寄り、彼女の自宅で死去したという[10][11]。遺体は家族の希望でチェンナイに移送されて親族のみで葬儀が執り行われ、同年4月に追悼式が執り行われた。追悼式にはラジニカーント、イライヤラージャ、ヴィシャール、K・S・ラヴィクマール、プラカーシュ・ラージ、ローヒニ、アンビカなどが参列し[12][13]、カマル・ハーサンは「父のような存在だった」とチャンドラハーサンに哀悼の意を表した[7][14]。
私生活
編集妻ギータマニとの間に1男1女をもうけ、息子ニルマル・ハーサンはアメリカで暮らしており、娘アヌー・ハーサンは女優としてインドやイギリスの映画に出演している[15]。
フィルモグラフィー
編集製作
編集出演
編集- Raja Paarvai(1981年) - ラグーとチャンドラームの父
- Penn(1991年)
- インディラ(1995年) - 大臣
- Iruvar(1997年)
- Hey Ram(2000年) - モーハン・ガンディラーマン
- Appathava Aattaya Pottutanga(2021年) - ラーマサミー[16]
出典
編集- ^ “The Sunday Tribune — Books”. www.tribuneindia.com. 2024年2月27日閲覧。
- ^ Rangan, Baradwaj (14 August 2014). “His classical odyssey”. The Hindu 2024年2月27日閲覧。
- ^ “Movies: Kamal, as we know him”. Rediff.com (8 November 2000). 2024年2月27日閲覧。
- ^ “Suhasini Mani Ratnam new film Indira zooms in on caste wars”. (31 May 1995) 2024年2月27日閲覧。
- ^ “rediff.com: Kamal Haasan's Virumaandi, finally!”. specials.rediff.com. 2024年2月27日閲覧。
- ^ “Kamal Haasan’s brother and producer Chandrahasan dead”. The Indian Express. (19 March 2017) 2024年2月27日閲覧。
- ^ a b “'I'd like to live the way my brother Chandrahasan did'”. Rediff.com. 2024年2月27日閲覧。
- ^ Subramanian, Karthik (1 February 2013). “Parties to Vishwaroopam row willing to thrash out issues”. The Hindu 2024年2月27日閲覧。
- ^ “Chandrahasan's dream came true before his demise”. The Times of India 2024年2月27日閲覧。
- ^ IANS (19 March 2017). “Kamal Haasan’s brother Chandrahasan passes away”. The Hindu 2024年2月27日閲覧。
- ^ “Kamal Haasan’s elder brother Chandrahasan dies in London”. The Times of India 2024年2月27日閲覧。
- ^ “A remembrance meet for late Chandrahasan”. sify. 6 April 2017時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年2月27日閲覧。
- ^ “Worried about Kamal's financial situation, says Rajini at Chandra Haasan's memorial meet”. The News Minute. (6 April 2017) 2024年2月27日閲覧。
- ^ “Kamal Haasan remembers brother Chandrahasan: I did not fulfill half of his dreams he saw for me”. The Indian Express. (19 March 2017) 2024年2月27日閲覧。
- ^ Mahesh, Chitra (6 April 2001). “The focus is on women”. The Hindu. オリジナルの2012年11月11日時点におけるアーカイブ。 2024年2月27日閲覧。
- ^ “Appathava Aattaya Pottutanga 2021 on SonyLIV: Release Date, Trailer, Starring and more”. Fantasy Movies and Series. (3 October 2021) 5 October 2021閲覧。