チャバラクイナ(茶腹水鶏、学名:Eulabeornis concolor) は、ツル目クイナ科に分類される鳥類の一種である。本種をチャバラクイナ属Amaurolimnas)に分類する説もある。その場合学名は、Amaurolimnas concolorとなり、本種のみでチャバラクイナ属を構成する。

チャバラクイナ
保全状況評価
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: ツル目 Gruiformes
: クイナ科 Rallidae
: モリクイナ属
Eulabeornis
: チャバラクイナ
E. concolor
学名
Eulabeornis concolor
Gosse, 1847
和名
チャバラクイナ
英名
Uniform Crake

分布

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メキシコ南部からエクアドルボリビアブラジルにかけて分布する。

形態

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体長20-22cm。頭頂部から頸の上面は灰褐色、顔は赤茶色で、耳羽は褐色である。体の上面は赤茶色がかった褐色で、体の下面は上面よりやや鈍い色である。虹彩は橙褐色、嘴は黄緑色、脚は褐色である。

生態

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熱帯の湿潤な森林や湿地などに生息する。

小型の無脊椎動物(ミミズ昆虫類など)を捕食する。

亜種

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以下の3亜種に分類される。

  • Eulabeornis concolor concolor

基亜種。別名ジャマイカクイナ(英名 Jamaican Wood Rail)。ジャマイカに分布していたが絶滅した。

  • Eulabeornis concolor guatemalensis

メキシコからエクアドルにかけて分布。

  • Eulabeornis concolor castaneus

ガイアナからブラジル、ボリビア東部にかけて分布。

参考文献

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  • 黒田長久、森岡弘之監修 『世界の動物 分類と飼育10-II (ツル目)』、東京動物園協会、1989年、52、160頁。