チャイロクチブトカメムシ

チャイロクチブトカメムシ (茶色口太亀虫, 学名:Arma custos)はカメムシ目カメムシ科昆虫の一種である。

チャイロクチブトカメムシ
山梨県富士吉田市にて(2010年8月)
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
: カメムシ目 Hemiptera
亜目 : カメムシ亜目 Heteroptera
: カメムシ科 Pentatomidae
: Arma
: チャイロクチブトカメムシ
A. custos
学名
Arma custos
(Fabricius, 1794)

性質

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上から見ると普通のカメムシだが、横から見ると薄く平たい。体長11ミリメートルから14ミリメートル[1]。全体が赤褐色でざらざらした質感の模様がある。腹部の縁に黒い紋が縞のように入る。

他の虫、主にチョウ目の幼虫(つまりイモムシの類)を捕食する。若齢の幼虫には、集まって群れる傾向がある[2]

分布

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日本からヨーロッパまで、旧北区に分布する[3]。沖縄にはいない[4]

 
幼虫(ドイツアマーラント郡にて)

脚注

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  1. ^ 『日本原色カメムシ図鑑』(陸生カメムシ類)237頁。
  2. ^ 池渕万季・堀浩二「チャイロクチブトカメムシの摂食行動と集合性について(行動学)」。
  3. ^ 友国雅章「伊豆半島の異翅半翅類」113頁。
  4. ^ 『日本原色カメムシ図鑑』(陸生カメムシ類)306頁。

参考文献

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  • 池渕万季、堀浩二「B302 チャイロクチブトカメムシの摂食行動と集合性について(行動学)」『日本応用動物昆虫学会大会講演要旨』第40号、日本応用動物昆虫学会、1996年3月15日、NAID 110001088188 
  • 友国雅章「<国立科博専報>伊豆半島の異翅半翅類」『国立科学博物館専報』第14巻、国立科学博物館、1981年、103-116頁、NAID 110004312944 
  • 友国雅章・監修、安永智秀・高井幹夫・山下泉・川村満・川澤哲夫・著『日本原色カメムシ図鑑』(陸生カメムシ類)、全国農村教育協会、1993年。