ティアンジュ原子力発電所
ベルギーの原子力発電所
(チアンジュ原子力発電所から転送)
ティアンジュ原子力発電所[3](ティアンジュげんしりょくはつでんしょ、 フランス語: Centrale nucléaire de Tihange (CNT) [1])またはチアンジュ原子力発電所[2]は、ベルギー中部リエージュ州ユイに立地する原子力発電所である。
ティアンジュ原子力発電所 | |
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マース川とティアンジュ原子力発電所、 2007年5月 | |
国 | ベルギー |
座標 | 北緯50度32分01秒 東経05度16分26秒 / 北緯50.53361度 東経5.27389度座標: 北緯50度32分01秒 東経05度16分26秒 / 北緯50.53361度 東経5.27389度 |
運転開始 | 1975年10月1日[1] |
事業主体 | エレクトラベル[2] |
種類 | 加圧水型 |
発電量 | |
定格出力 |
1号機96.2万kW[1] 2号機100.8万kW[1] 3号機103.8万kW[1] |
ウェブサイト Centrale nucléare de Tihange |
3基の原子炉があり、定格出力合計300.8万kW、職員数は1074人である[1]。
- 1号機 : 1968年発注、1975年10月1日運転開始、2025年10月1日運転終了予定[1][2]。
- 2号機 : 1974年-1975年発注、1983年6月1日運転開始、2023年6月1日運転終了予定[1][2]。
- 3号機 : 1974年-1975年発注、1985年9月1日運転開始、2025年9月1日運転終了予定[1][2]。
1号機は、2003年1月に成立した「商業原子力発電からの段階的撤退に関する法律」により2015年運転終了予定であったが、2009年10月、事業者が再生可能エネルギー研究・開発へ資金提供することなどを条件に10年間延長された[2]。
2012年、2号機の原子炉圧力容器に微細なひびが見つかったとして運転停止、翌2013年に運転再開が許可されたが、2014年3月、圧力容器の耐久性に関する別の検査で問題が見つかり再び停止した[4]。2014年11月30日、所内で火災事故が発生した[3]。2016年3月22日のテロ事件(2016年ブリュッセル爆発)の際、最低限の要員を残して職員が避難した[5]。
脚注
編集- ^ a b c d e f g h i Centrale nucléare de Tihange
- ^ a b c d e f ベルギーの原子力発電開発 (14-05-10-02) - 原子力百科事典ATOMICA
- ^ a b “ベルギー原発で火災発生、原子炉運転停止”. AFP (2014年12月1日). 2016年5月3日閲覧。
- ^ “原子炉の圧力容器にひび ベルギー、停止中の原発”. 日本経済新聞 (2015年2月26日). 2016年5月3日閲覧。
- ^ “ベルギー テロ34人死亡 ブリュッセル、空港・駅で爆発3回 ISが犯行声明”. 毎日新聞 (2016年3月23日). 2016年5月3日閲覧。
外部リンク
編集- ウィキメディア・コモンズには、ティアンジュ原子力発電所に関するカテゴリがあります。