ダラム伯爵
ダラム伯爵(英: Earl of Durham)は、イギリスの伯爵位。連合王国貴族。ジョン・ラムトンが1833年に叙されたのに始まる。
ダラム伯爵 Earl of Durham | |
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創設時期 | 1833年3月23日 |
創設者 | ウィリアム4世 |
貴族 | 連合王国貴族 |
初代 | 初代ダラム男爵ジョン・ラムトン |
現所有者 | 7代ダラム伯エドワード・ラムトン |
相続人 | ラムトン子爵フレデリック・ラムトン |
相続資格 | 初代伯の男系男子 |
付随称号 | ラムトン子爵 ダラム男爵 |
邸宅 | ラムトン城 |
モットー | 望む日はやって来る (Le Jour Viendra) |
歴史
編集急進派の政治家として選挙法改正に尽くしたジョン・ラムトン(1792–1840)は、1828年1月29日に「ダラム州ラムトン城及びダラム市のダラム男爵(Baron Durham, of the City of Durham and of Lambton Castle in the County Palatine of Durham)」[1][2]、ついで1833年3月23日に「ダラム伯爵(Earl of Durham)」と「ラムトン子爵(Viscount Lambton)」の爵位を与えられた[3][2]。いずれも連合王国貴族爵位である[4]。
玄孫の6代伯アンソニー・ラムトン(1922–2006)は、保守党の政治家として活躍していたため、政治家としてのキャリアアップに不利な貴族院議員になるのを忌避し、1970年2月に襲爵した際、同月のうちに爵位一代放棄を行って庶民院議員の地位を維持している[5]。
2015年現在の当主はその息子である7代伯エドワード・ラムトン(1961-)である[6]。
現当主の保有爵位
編集現当主である第7代ダラム伯爵エドワード・ラムトンは、以下の爵位を有する。
- 第7代ダラム伯爵(7th Earl of Durham)
(1833年3月23日の勅許状による連合王国貴族爵位) - 第7代ラムトン子爵(7th Viscount Lambton)
(1833年3月23日の勅許状による連合王国貴族爵位) - 第7代ダラム州ラムトン城及びダラム市のダラム男爵(7th Baron Durham, of the City of Durham and of Lambton Castle in the County Palatine of Durham)
(1828年1月29日の勅許状による連合王国貴族爵位)
ダラム伯爵 (1833年)
編集- 初代ダラム伯爵ジョン・ジョージ・ラムトン (1792–1840)
- 第2代ダラム伯爵ジョージ・フレデリック・ダーキー・ラムトン (1828–1879) : 初代伯の息子
- 第3代ダラム伯爵ジョン・ジョージ・ラムトン (1855–1928) : 2代伯の長男。4代伯と双子
- 第4代ダラム伯爵フレデリック・ウィリアム・ラムトン (1855-1929); 2代伯の次男。3代伯と双子
- 第5代ダラム伯爵ジョン・フレデリック・ラムトン (1884–1970) : 4代伯の長男.
- 第6代ダラム伯爵アンソニー・クロード・フレデリック・ラムトン (1922–2006) : 5代伯の次男。1970年に爵位一代放棄
- 第7代ダラム伯爵エドワード・リチャード・ラムトン (1961-) : 6代伯の一人息子
脚注
編集出典
編集- ^ "No. 18433". The London Gazette (英語). 18 January 1828. p. 122.
- ^ a b Lundy, Darryl. “John George Lambton, 1st Earl of Durham” (英語). thepeerage.com. 2015年8月21日閲覧。
- ^ "No. 19030". The London Gazette (英語). 15 March 1833. p. 523.
- ^ a b “Durham, Earl of (UK, 1833)”. www.cracroftspeerage.co.uk. 2022年12月5日閲覧。
- ^ Lundy, Darryl. “Lord Antony Claude Frederick Lambton” (英語). thepeerage.com. 2015年8月21日閲覧。
- ^ Lundy, Darryl. “Edward Richard Lambton, 7th Earl of Durham” (英語). thepeerage.com. 2015年8月21日閲覧。
- ^ “HISTOR”. thepeerage.com. 2015年8月21日閲覧。