ダナンジャーニ経
『ダナンジャーニ経』[1](ダナンジャーニきょう、巴: Dhanañjāni-sutta, ダナンジャーニ・スッタ)とは、パーリ仏典経蔵中部に収録されている第97経。『陀然経』(だねんきょう)[2]、『梵志陀経』(ぼんしだきょう)[3]とも。
構成
編集登場人物
編集場面設定
編集ある時、釈迦たちはラージャガハ(王舎城)のカランダカニヴァーパ(竹林精舎)に滞在していた。
サーリプッタ(舎利弗)は近辺に住んでいる旧友である婆羅門ダナンジャーニ(陀然)の元を訪れる。
精進に励んでいるか問うサーリプッタに、ダナンジャーニは出家してない世俗の人間が負わなければならない7つの義務を述べ、そんな余裕は無いと答える。サーリプッタは立場に関係無く行いの善悪が重要であることを説く。
後日、重病を患ったダーナンジャーニをサーリプッタが見舞う。梵天を信仰している婆羅門である彼は、転生先として無色界よりも梵天界を望む。
死後、ダナンジャーニは望み通り梵天界に生まれ変わる。
日本語訳
編集脚注・出典
編集関連項目
編集外部リンク
編集- Dhanañjānisuttaṃ - Tipitaka.org
- Dhanañjani Sutta: To Dhanañjanin - translated by Thanissaro Bhikkhu - 英訳