ダナブルー
デンマークのブルーチーズ
ダナブルー (Danablu) は、デンマーク産のブルーチーズ[2]。非加熱非圧縮[3]。起源は1910年代で、アメリカを主要な輸出のターゲットとし[5]、製法はロックフォールを模倣することにより生産が開始された[2]。名前はダニッシュ・ブルー (Danish Blue) を略したもの[6]。
ダナブルー Danablu | |
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分類 | ブルーチーズ[1][2] |
原料 | 牛乳 |
原産国 | デンマーク |
生産場所 | 酪農工場 |
生産期間 | 一年中 |
形状 | 円筒状 |
大きさ | 直径20cm、高さ10cmほど |
重量 | 2500-3200gほど |
脂肪分 | 50-60% |
表皮 | なし |
菌種 | Penicillium roqueforti [3] |
熟成 | 2-3箇月 |
呼称統制 | IGP[4] |
1975年 - 1976年のデンマークにおけるチーズ生産量全体のうち 7%を占めた[7]。
特有の辛みを帯び、また塩辛い[2]。デンマーク産ブルーチーズには、味がダナブルーよりマイルドなブルー・キャステロというものもあり、比較対象とされる[9]。
脚注
編集- ^ 以下「基本情報」欄は、特記の無い限り下記文献(本間, 増井 & 山田 2009, p. 200)による。
- ^ a b c d 本間るみ子; 増井和子; 山田友子 著、文藝春秋 編『チーズ図鑑』 182巻(7版)、株式会社文藝春秋〈文春新書〉、2009年、200頁。ISBN 4-16-660182-2。
- ^ a b 日仏料理協会 編『フランス 食の事典(普及版)』株式会社白水社、2007年、578頁。ISBN 978-4-560-09202-6。
- ^ 本文参照。
- ^ 前掲 (日仏料理協会 2007, p. 579)。
- ^ “デンマーク”. 雪印メグミルク. 2014年11月9日閲覧。
- ^ Jacques Pinard (1978), “Les industries laitières danoises”, Annales de Géographie 87 (484): pp. 651-672 2014年9月13日閲覧。
- ^ “RÈGLEMENT D’EXÉCUTION (UE) N o 269/2013 DE LA COMMISSION du 18 mars 2013 approuvant une modification non mineure du cahier des charges d’une dénomination enregistrée dans le registre des appellations d’origine protégées et des indications géographiques protégées [Danablu (IGP)]” (2013年3月18日). 2014年9月14日閲覧。
- ^ チーズプロフェッショナル協会監修『世界のチーズ図鑑』マイナビ、2015年。ISBN 9784839954802 。
外部リンク
編集- ウィキメディア・コモンズには、ダナブルーに関するカテゴリがあります。