ダグ・マシス
ダグラス・アラン・マシス(Douglas Alan "Doug" Mathis, 1983年6月7日 - )は、アリゾナ州フェニックス出身の元プロ野球選手(投手)、野球指導者。右投右打。
テキサス・レンジャーズでの現役時代 (2009年7月10日) | |
基本情報 | |
---|---|
国籍 | アメリカ合衆国 |
出身地 | アリゾナ州フェニックス |
生年月日 | 1983年6月7日(41歳) |
身長 体重 |
6' 3" =約190.5 cm 220 lb =約99.8 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2005年 MLBドラフト13巡目 |
初出場 |
MLB / 2008年5月12日 KBO / 2011年8月2日 NPB / 2012年8月11日 CPBL / 2015年5月13日 |
最終出場 |
MLB / 2010年7月24日 KBO / 2011年10月4日 NPB / 2012年9月15日 CPBL / 2015年7月23日 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
選手歴 | |
| |
コーチ歴 | |
| |
この表について
|
経歴
編集プロ入り前
編集ショウロー高等学校1年時まで、アメリカンフットボールの選手でクォーターバックをしていたが、怪我などもあり野球に専念する[1]。
2002年のMLBドラフト34巡目(全体1021位)でロサンゼルス・ドジャースから、2003年のMLBドラフト31巡目(全体926位)でシアトル・マリナーズから指名を受けるも、入団には至らなかった。
プロ入りとレンジャーズ時代
編集2005年のMLBドラフト13巡目(全体399位)でテキサス・レンジャーズから指名され、プロ入り[2]。
2008年5月12日にメジャーデビューを果たす。
ジャイアンツ傘下時代
編集2011年1月5日にクリーブランド・インディアンスとマイナー契約を結ぶも、3月28日に自由契約となり、4月6日にサンフランシスコ・ジャイアンツとマイナー契約を結んだが、またも自由契約となった。
アスレチックス傘下時代
編集2011年6月18日にオークランド・アスレチックスとマイナー契約を結んだ[3]。傘下のAAA級サクラメント・リバーキャッツで4試合に先発登板して0勝1敗、防御率6.33、10奪三振を記録した。7月11日に自由契約となった。
サムスン時代
編集2011年7月16日に、故障により退団したライアン・ガーコの代役として韓国プロ野球のサムスン・ライオンズに入団。同年限りで退団した。
レッドソックス傘下時代
編集2011年12月11日にボストン・レッドソックスとマイナー契約を結んだ。
2012年は傘下のAAA級ポータケット・レッドソックスでプレーし、19試合(先発18試合)に登板して7勝6敗、防御率4.07、59奪三振を記録した。7月25日に自由契約となった。
ロッテ時代
編集2012年7月27日に千葉ロッテマリーンズが獲得を発表した[4]。8月11日のオリックス・バファローズ戦で初先発するも5回2/3を4失点で敗戦投手となった。オフの11月30日に球団から来季の契約を結ばないことが発表された[5][6]。
マーリンズ傘下時代
編集2013年1月3日にマイアミ・マーリンズとマイナー契約を結んだ。AAA級ニューオーリンズ・ゼファーズでプレーし、24試合(先発21試合)に登板して5勝8敗、防御率3.85、85奪三振を記録した。
パイレーツ傘下時代
編集2013年8月18日に金銭トレードで、ピッツバーグ・パイレーツへ移籍した。傘下のAAA級インディアナポリス・インディアンスでプレーし、2試合に登板して0勝1敗、防御率7.50だった。オフの11月5日にFAとなった。
レンジャーズ傘下時代
編集2013年12月12日にレンジャーズとマイナー契約を結んだ[7]。
2014年はAAA級ラウンドロック・エクスプレスで2試合に登板したが、4月11日に自由契約となった。
レイズ傘下時代
編集2014年4月15日にタンパベイ・レイズとマイナー契約を結んだ。
統一時代
編集2015年4月29日、統一セブンイレブン・ライオンズと契約して5勝を記録したが、シーズン途中の7月29日に自由契約となった。
現役引退後
編集2017年から2年間はマリナーズ傘下のA級クリントン・ランバーキングス、2019年にはトロント・ブルージェイズ傘下のAAA級バッファロー・バイソンズで投手コーチを務めた。
人物
編集詳細情報
編集年度別投手成績
編集年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2008 | TEX | 8 | 4 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | 0 | 0 | .667 | 112 | 22.1 | 37 | 3 | 14 | 2 | 0 | 9 | 1 | 0 | 20 | 17 | 6.85 | 2.28 |
2009 | 24 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 1 | .000 | 172 | 42.2 | 39 | 4 | 10 | 0 | 2 | 25 | 0 | 0 | 17 | 15 | 3.16 | 1.15 | |
2010 | 13 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | .500 | 100 | 22.1 | 30 | 7 | 11 | 0 | 0 | 10 | 0 | 0 | 15 | 15 | 6.04 | 1.84 | |
2011 | 三星 | 10 | 9 | 0 | 0 | 0 | 5 | 2 | 0 | 0 | .714 | 272 | 64.1 | 59 | 1 | 34 | 1 | 0 | 32 | 3 | 0 | 19 | 18 | 2.52 | 1.45 |
2012 | ロッテ | 6 | 6 | 0 | 0 | 0 | 1 | 4 | 0 | 0 | .200 | 124 | 26.1 | 41 | 2 | 8 | 2 | 0 | 14 | 1 | 2 | 19 | 19 | 6.49 | 1.88 |
2015 | 統一 | 11 | 11 | 0 | 0 | 0 | 5 | 5 | 0 | 0 | .500 | 277 | 60.1 | 80 | 3 | 22 | 0 | 0 | 37 | 0 | 0 | 33 | 27 | 4.03 | 1.69 |
MLB:3年 | 45 | 6 | 0 | 0 | 0 | 3 | 3 | 1 | 1 | .500 | 384 | 87.1 | 106 | 14 | 35 | 2 | 2 | 44 | 1 | 0 | 52 | 47 | 4.84 | 1.61 | |
KBO:1年 | 10 | 9 | 0 | 0 | 0 | 5 | 2 | 0 | 0 | .714 | 272 | 64.1 | 59 | 1 | 34 | 1 | 0 | 32 | 3 | 0 | 19 | 18 | 2.52 | 1.45 | |
NPB:1年 | 6 | 6 | 0 | 0 | 0 | 1 | 4 | 0 | 0 | .200 | 124 | 26.1 | 41 | 2 | 8 | 2 | 0 | 14 | 1 | 2 | 19 | 19 | 6.49 | 1.88 | |
CPBL:1年 | 11 | 11 | 0 | 0 | 0 | 5 | 5 | 0 | 0 | .500 | 277 | 60.1 | 80 | 3 | 22 | 0 | 0 | 37 | 0 | 0 | 33 | 27 | 4.03 | 1.69 |
記録
編集- 初登板・初先発:2012年8月11日、対オリックス・バファローズ16回戦(QVCマリンフィールド)、5回2/3を4失点で敗戦投手
- 初奪三振:同上、2回表に伊藤光から
- 初勝利・初先発勝利:2012年8月26日、対福岡ソフトバンクホークス20回戦(QVCマリンフィールド)、7回無失点
背番号
編集- 49(2008年 - 2009年途中)
- 52(2009年途中 - 2010年、2015年)
- 44(2011年)
- 36(2012年)
- 64(2020年)
- 71(2021年 - 2022年)
脚注
編集- ^ a b c “マシス3戦目で“別人”初勝利 西本コーチも認める適応力”. スポニチ Sponichi Annex (2012年8月26日). 2012年8月27日閲覧。
- ^ http://www.baseball-reference.com/players/m/mathido01.shtml
- ^ http://www.mlbtraderumors.com/2011/06/athleプレーし、tics-sign-doug-mathis.html
- ^ “ダグ・マシス投手&ウィル・レデズマ投手の獲得について”. 千葉ロッテマリーンズ (2012年7月27日). 2012年7月28日閲覧。
- ^ ペンとマシスを戦力外=プロ野球・ロッテスポーツナビ・時事通信、2012年11月30日閲覧。
- ^ “マシス投手、ペン投手との来季契約について”. 千葉ロッテマリーンズ オフィシャルサイト (2012年11月30日). 2012年11月30日閲覧。
- ^ Rangers in good shape after Winter Meetings MLB.com
- ^ Alyson Footer (2020年1月2日). “Ex-Rangers righty Mathis hired as bullpen coach” (英語). MLB.com. 2020年1月6日閲覧。
- ^ MATTHEW POSTINS (2022年10月6日). “Texas Rangers Part Ways With Doug Mathis, Brendan Sagara”. Sports Illustrated. 2023年3月13日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- 個人年度別成績 ダグ・マシス - NPB.jp 日本野球機構
- 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
- 選手の各国通算成績 KBO、CPBL