ダイヤモンドクロッシング

鉄道どうしが平面交叉する箇所の軌道構造

ダイヤモンドクロッシング(Diamond crossing、または Diamond junction)とは、鉄道平面交叉する箇所における軌道構造で、直交するものと、X字状の配置で特殊分岐器の一部となっているものがある。頭文字をとってDCと略記することもある。中央部の形状がダイヤモンド形(菱形)であるためこう呼ばれる。

直交の例。シカゴ・Lループにあるダイヤモンドクロッシング
斜交の例。ニューカッスル駅(1960年)

シザースクロッシングの4組の分岐器に囲まれた中央部もダイヤモンドクロッシングである。渡りの機能を持たず、直交するものと同様の単に線路を交叉させるだけのものもある。クロッシング部(レールが同一平面で交わる部分)のレールを切り欠いている固定式、クロッシング部のレール(ノーズ部分)が列車の方向により移動する可動式(可動K字クロッシングと呼ぶ)、傷みやすい可動部分を改良した弾性可動式等がある。

日本における事例

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以下に記載するものは単独配置のみであり、シザースクロッシングを構成するもの、ターミナル駅で交差するタイプは多数存在する。

現存するもの

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直交
斜交

現存せず

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普通鉄道同士
普通鉄道を含むもの
路面電車同士

※事業者につき3箇所を超える場合は交差箇所は省略(該当事業者は太字●)。また特記がない限りは同一事業者の路線同士。

脚注

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  1. ^ 佐藤俊和. “『鉄フォト』とさでん交通(高知県)”. 読売新聞オンライン. 2024年1月12日閲覧。
  2. ^ “路面電車「トリプル・クロス」を観光資源に! 高知はりまや橋に看板設置”. 乗りものニュース. (2019年1月18日). https://trafficnews.jp/post/82643 
  3. ^ 鉄道物語5.黒部鉄道石田港線 - 黒部市ウェブサイト(公共交通で行こう!)
  4. ^ a b c d e f g h i j k 「全国廃線鉄道地図(都道府県別)」
  5. ^ / ミニレポ第195回 羽立の林鉄国鉄平面交差ポイント 2022年3月23日閲覧
  6. ^ 『地図で歩く路面電車の街』pp.66 - 67、74
  7. ^ 当社高岡専用線休止に関するお知らせ」日本曹達、2004年3月3日。
  8. ^ 『名古屋市電が走った街 今昔』p.102
  9. ^ 『名古屋市電が走った街 今昔』p.80
  10. ^ 『名古屋市電が走った街 今昔』p.75
  11. ^ 『名古屋市電が走った街 今昔』p.117
  12. ^ 『名古屋市電が走った街 今昔』p.137、142
  13. ^ 『名古屋市電が走った街 今昔』p.18
  14. ^ 『名古屋市電が走った街 今昔』p.123
  15. ^ a b c d e 『京都市電が走った街 今昔』p.37
  16. ^ 奈良線の路盤を使って建設された奈良電気鉄道近鉄京都線は高架となったため、平面交差はなかった。
  17. ^ 『大阪市電が走った街 今昔』p.124
  18. ^ 『札幌市電が走った街 今昔』pp.45 - 46
  19. ^ 『都電が走った街今昔』見返しの「都電路線図」
  20. ^ 『名古屋市電が走った街 今昔』pp.18 - 19
  21. ^ 『京都市電が走った街 今昔』p.37、89

参考文献

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