タリーと私の秘密の時間
『タリーと私の秘密の時間』(タリーとわたしのひみつのじかん、Tully)は、2018年のアメリカ合衆国のコメディ・ドラマ映画。監督はジェイソン・ライトマン、脚本はディアブロ・コーディ、出演はシャーリーズ・セロン、マッケンジー・デイヴィス、マーク・デュプラス、ロン・リビングストンなど。3人の子の母親とそのベビーシッターの友情が描かれる[2]。サンダンス映画祭でプレミア上映された後[3]、2018年5月4日より米国でフォーカス・フィーチャーズ配給により封切られる。
タリーと私の秘密の時間 | |
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Tully | |
監督 | ジェイソン・ライトマン |
脚本 | ディアブロ・コーディ |
製作 |
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製作総指揮 |
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出演者 |
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音楽 | ロブ・シモンセン |
撮影 | エリック・スティールバーグ |
編集 | ステファン・グルーブ |
製作会社 |
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配給 |
フォーカス・フィーチャーズ キノフィルムズ |
公開 |
2018年1月23日 (サンダンス) 2018年5月4日 2018年8月17日 |
上映時間 | 95分[1] |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | $13,000,000 |
興行収入 | $15,636,462 |
キャスト
編集※括弧内は日本語吹替
- マーロ: シャーリーズ・セロン(本田貴子) - 2児の母。第3子を妊娠中。完璧主義者で家事も育児も仕事も両立させていたが、ドリュー曰くジョナの事で一時期鬱状態になっていた。
- タリー: マッケンジー・デイヴィス(行成とあ) - ベビーシッター。26歳でタメ口を使わず派手な恰好で今時のギャルだが仕事は完璧。マーロの良き相談相手になったと思われたが…。
- ドリュー: ロン・リビングストン(落合弘治) - マーロの夫。優しいが育児は基本的にマーロに任せっきりでマーロの状態を知らなかった。
- クレイグ: マーク・デュプラス(森宮隆) - マーロの弟。裕福。
- エリス: エレイン・タン - クレイグの妻。夫と共にマーロの良き理解者。
製作
編集2016年9月22日、ブリティッシュコロンビア州バンクーバーで撮影が始まった[4]。
セロンは役作りのために3ヶ月半のあいだに体重を約50ポンド(約22キログラム)増量し、それを維持するために24時間食べ続けたと語った。撮影後、体重を減らすのに1年半を要した[5]。
ライトマン監督は『JUNO/ジュノ』(2007年)及び『ヤング≒アダルト』(2011年)と本作の間に関連性を見出しており、「それぞれの映画の主人公は、人生においての時間軸を把握できていないんだ。『JUNO/ジュノ』では早く大人になりすぎた少女を描いていて、『ヤング≒アダルト』は大人になるのが遅すぎた女性を描き、今作では親になったことで強制的に成長しなければならない女性を描いているんだよ」と語っている[6]。
公開
編集2017年5月、フォーカス・フィーチャーズが配給権を獲得し、公開日を2018年4月20日に設定したが[7]、2018年3月に同年5月4日公開に変更された[8]。
評価
編集興行収入
編集本作は『悪夢の逃避行』や『オーバーボード』と同じ週に封切られ、公開初週末に300万ドルから400万ドルを稼ぎ出すと予想されていたが[9]、その予想は的中した。2018年5月4日、本作は全米1353館で公開され、公開初週末に328万ドルを稼ぎ出し、週末興行収入ランキング初登場6位となった[10]。これは『とらわれて夏』のオープニング興収(517万ドル[11])を下回るものであった[12]。
批評家の反応
編集レビュー・アグリゲーターのRotten Tomatoesでの支持率は15件のレビューで93%、平均点は8.1/10となっている[13]。Metacriticでは6件のレビューに基づいて加重平均値が76/100と示されている[14]。
出典
編集- ^ “タリーと私の秘密の時間”. 映画.com. 2018年5月21日閲覧。
- ^ 『タリーと私の秘密の時間』監督インタビュー、シャーリーズ・セロンの演技に「ショーを見ている観客の気分」 - ライブドアニュース
- ^ D'Alessandro, Anthony (January 21, 2018). “Charlize Theron, Jason Reitman & Diablo Cody Reteam ‘Tully’ Is Sundance Secret Screening” (英語). Deadline Hollywood (Penske Business Media) January 26, 2018閲覧。
- ^ “Tully Movie with Charlize Theron Starts Filming in Vancouver”. What's Filming. (September 22, 2016) September 27, 2016閲覧。
- ^ Liz Calvario (April 17, 2018). “Charlize Theron Reveals 'Very Long Journey' to Lose 50 Pounds Packed on for 'Tully'”. Entertainment Tonight April 18, 2018閲覧。
- ^ 細木信宏 (2018年4月25日). “16キロ増量にウツまで…シャーリーズ・セロンの徹底した役づくりを監督が明かす”. シネマトゥデイ 2018年5月4日閲覧。
- ^ Hipes, Patrick (May 4, 2017). “Focus Features Acquires Reitman-Theron-Cody Reteam ‘Tully’ For April 2018 Bow”. Deadline Hollywood (Penske Business Media) May 4, 2017閲覧。
- ^ D'Alessandro, Anthony (March 15, 2018). “Charlize Theron Comedy ‘Tully’ Moves To First Weekend Of May”. Deadline Hollywood (Penske Business Media) April 8, 2018閲覧。
- ^ Anthony D'Alessandro (2018年5月2日). “‘Avengers: Infinity War’ Ties ‘Force Awakens’ As Fastest Title To $300M, Will Make Another $100M+ This Weekend”. Deadline Hollywood (Penske Business Media) 2018年5月13日閲覧。
- ^ “Domestic 2018 Weekend 18”. Box Office Mojo. 2018年5月13日閲覧。
- ^ “Domestic 2014 Weekend 5”. Box Office Mojo. 2018年5月13日閲覧。
- ^ Anthony D'Alessandro (2018年5月7日). “‘Infinity War’ Is Second-Fastest Pic To $400M With Second-Best 2nd Weekend Ever, Now Back At $115M+ – Monday”. Deadline Hollywood (Penske Business Media) 2018年5月13日閲覧。
- ^ “Tully (2018)”. Rotten Tomatoes. Fandango Media. April 20, 2018閲覧。
- ^ “Tully Reviews”. Metacritic. CBS Interactive. February 8, 2018閲覧。