タオカス語(タオカスご)はオーストロネシア語族台湾諸語に属する言語である。漢字で道卡斯語と表記される。台湾タオカス族により話される。日本統治時代、研究や調査のため、伊能嘉矩(1897)、小川尚義(1905)、宮本延人(1931) 、淺井惠倫(1936) など、日本の学者は新港社(現在の苗栗県後龍鎮)に行った。第2次世界大戦後、日本の土田滋(1982)、台湾の李壬癸(1982)、湯慧敏(1996) 、タオカス族出身の劉增榮(1997) と劉秋雲(2000)など、また記録と研究をし続け、タオカス語の資料が保存される。現在主に台湾苗栗県の後龍鎮に話者が分布している。近年、昔の学者の調査や記録や高齢者の話者によって、テキストを編集し、劉秋雲先生がタオカス語教室の講師として、タオカス語の復興を目指している。町内に単語の看板が飾られ、辞典も絵本も出版されたので、消滅言語とは言えない。

タオカス語
道卡斯語
話者数
言語系統
表記体系 ラテン文字
言語コード
ISO 639-3
Linguist List bzg-tao
台湾諸語の分布
消滅危険度評価
Extinct (Moseley 2010)
テンプレートを表示

日常会話

編集

Kala niu.  

カラ ニユ 

意味:挨拶、こんにちは。

Tana yanan haiyo?

タナ ヤナン ハイヨ

意味:お名前は?

Hanuk a yanan ka Kaisanan.

ハヌク ア ヤナン カ カイサナン

意味:私の名前はカイサナンです。

Ina mahina niu?

イナ マヒナ ニユ

意味:あなたはどこに行きますか?

patay

バダイ

意味:祖霊祭り

’uman ki ka’an.

ウマン キ カ アン

意味:ご飯を頂く。

Law'an.

ラウ アン

意味:頑張れ。または、ありがとう。

参考文献

編集

外部リンク

編集