タウロコール酸
タウロコール酸 (Taurocholic acid)は、脂肪を乳化することのできる融解性の透明な黄色の胆汁酸である。胆汁酸であるコール酸がタウリンと抱合したものである。 ヒトの胆汁酸のうちの三分の一程度はこの物質である。生合成はコリルCoAとタウリンの反応である。
タウロコール酸 | |
---|---|
2-{[(3α,5β,7α,12α)-3,7,12-trihydroxy-24-oxocholan-24-yl]amino}ethanesulfonic acid | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 81-24-3 |
PubChem | 6675 |
ChemSpider | 6423 |
| |
特性 | |
化学式 | C26H45NO7S |
モル質量 | 515.7 g mol−1 |
融点 |
125.0 °C, 398 K, 257 °F |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
医薬的用法として、利胆剤や胆汁分泌促進剤として用いられている。
商業的な生産方法では、食肉産業の副生成物である牛の胆汁から作られる[1]。
毒性
編集新生ラットでのLD50は、380 mg/kgである。
脚注
編集出典
編集- ^ Taurocholic acid, sodium salt Archived 2009年4月21日, at the Wayback Machine. at GlycoFineChem.com