タイロン・ツォイゲTyron Zeuge, 1992年5月12日 - )は、ドイツプロボクサーベルリン出身。元WBA世界スーパーミドル級王者。

タイロン・ツォイゲ
基本情報
本名 タイロン・ツォイゲ
階級 スーパーミドル級
身長 179 cm
国籍 ドイツの旗 ドイツ
誕生日 (1992-05-12) 1992年5月12日(32歳)
出身地 ベルリン
スタイル オーソドックス
プロボクシング戦績
総試合数 29
勝ち 24
KO勝ち 15
敗け 1
引き分け 1
無効試合 0
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経歴

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2012年3月31日、ウィルフリード・ザウアーラント率いるザウアーラント・イベントと契約を交わしプロデビュー[1]

2014年1月25日、ギオルギ・ベロシュビリとWBO世界スーパーミドル級ユース王座決定戦を行い、10回3-0(3者ともに100-89)の判定勝ちを収め王座獲得に成功した。

2014年4月5日、ゲオルゲ・サバウと対戦し、9回37秒TKO勝ちを収め初防衛に成功した。

2014年6月7日、アルマンド・クルハイと対戦し、9回1分12秒TKO勝ちを収め2度目の防衛に成功した。

2014年8月16日、ベイカー・バラカットとIBFインターナショナルスーパーミドル級王座決定戦を行い、9回1分5秒TKO勝ちを収め王座獲得に成功した。

2014年12月6日、ステパン・ボジッチと対戦し、ボジッチが5回に終了時棄権したため初防衛に成功した。

2015年4月25日、ニコラ・スジェクロカと対戦し12回3-0(120-107、2者が117-110)の判定勝ちを収め2度目の防衛に成功した。

2016年7月16日、ベルリンのマックス・シュメリング・ハレにてWBA世界スーパーミドル級レギュラー王者でGBU世界スーパーミドル級王者のジョバンニ・デ・カロリスと対戦し、12回1-0(2者が114-114、115-114)で引き分け、WBAレギュラー王座およびGBU王座の獲得に失敗、ドイツのプロボクサー史上最年少での王座獲得に失敗した[2][3]

2016年11月5日、ポツダムMBSアレーナ・ポツダムドイツ語版で、ジョバンニ・デ・カロリスと4か月ぶりにダイレクトリマッチで再戦し、12回2分41秒TKO勝ちを収め王座獲得に成功した[4][5]

2017年3月25日、MBSアレーナ・ポツダムでWBA世界スーパーミドル級3位のアイザック・エクポ英語版と対戦し、5回3-0(49-46、48-47、49-47)の負傷判定勝ちを収め、初防衛に成功した[6][7][8]

2017年4月21日、WBAはエクポ陣営からの再戦要請を承認し、ツォイゲとエクポに対し再戦するよう指令を出した。ツォイゲ対エクポ戦の勝者はWBA世界スーパーミドル級1位のヒョードル・チュディノフとWBA世界スーパーミドル級2位のジョージ・グローブスの間で行われるWBA世界スーパーミドル級スーパー王座決定戦の勝者との対戦義務を負う[9][10]。5月27日、グローブスがWBA世界スーパーミドル級スーパー王座決定戦でチュディノフを下してスーパー王座を獲得したため、ツォイゲは正規王者からレギュラー王者に降格した。

2017年6月17日、ヴェッツラーリッタル・アレーナ・ヴェッツラードイツ語版でWBA世界スーパーミドル級5位のポール・スミスと対戦し、12回3-0(3者とも119-108)の判定勝ちを収め2度目の防衛に成功した[11][12][13]。8月17日、WBAは勝者がエクポと対戦することを条件にツォイゲに対しスミスと対戦する特別許可を与えたにもかかわらずツォイゲとエクポの間で対戦交渉が合意に至らなかったため、30日以内に再戦することで合意するよう指令を出したがこれも合意に至らず、同月28日にWBA本部で入札を行うと発表した[14]。12月2日にエクポと再戦することが決定した[15]が、11月27日、ツォイゲの病気で試合延期となった[16]

2018年3月24日、ハンブルクエーデル・オプティクス・プンクト・デーエー・アレーナドイツ語版でWBA世界スーパーミドル級1位のアイザック・エクポと再戦し、2回23秒TKO勝ちを収め3度目の防衛に成功した[17][18][19]

2018年7月14日、オッフェンブルクのバーデン・アリーナでWBA世界スーパーミドル級4位のロッキー・フィールディングと対戦し、5回2分30秒TKO負けを喫しドイツから世界王者が不在となる4度目の防衛に失敗、王座から陥落した[20][21]

2018年8月6日、デビュー時から所属していたザウアーラント・イベントからプロモート契約を破棄されザウアーラント・イベントから離脱した[22]。11月15日、インゴ・ヴォルクマン率いる新興プロモーションであるアルゴ・スポーツと契約を交わした[23]

2022年8月、アルゴ・スポーツとの方向性の違いから契約満了をもってアルゴ・スポーツから離脱、フィデス・スポーツに移籍した[24]

獲得タイトル

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脚注

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  1. ^ Zeuge: „Mein Vorbild ist Henry Maske“. 2012年3月21日閲覧。
  2. ^ De Carolis Draws with Zeuge WBA公式サイト 2016年7月17日
  3. ^ WBA・SM級正規王座戦、デ・カロリスがドロー防衛 Boxing News(ボクシングニュース) 2016年7月17日
  4. ^ Zeuge TKOs De Carolis in twelfth to win WBA super middleweight world title Fightnews.com 2016年11月5日
  5. ^ Zeuge Stops De Carolis to Win WBA World Title WBA公式サイト 2016年11月7日
  6. ^ Zeuge retains WBA super middleweight title with tech decision Fightnews.com 2017年3月25日
  7. ^ S・ミドル級ジーゲ初防衛、ジョニゴン63勝目 Boxing News(ボクシングニュース) 2017年3月26日
  8. ^ Zeuge retained WBA title WBA公式サイト 2017年3月27日
  9. ^ WBA addresses super middleweight division Fightnews.com 2017年4月21日
  10. ^ Super Middleweight division WBA公式サイト 2017年4月21日
  11. ^ Zeuge beats Smith to keep WBA 168lb belt Fightnews.com 2017年6月17日
  12. ^ Zeuge beats Smith by unanimous decision WBA公式サイト 2017年6月17日
  13. ^ ジーゲが判定勝ち、WBA・S・ミドル級正規王座V2 Boxing News(ボクシングニュース) 2017年6月18日
  14. ^ Zeuge vs Ekpo Purse Bid Summoned WBA公式サイト 2017年8月17日
  15. ^ Tyron Zeuge vs. Isaac Ekpo Rematch To Land on December 2 Boxing Scene.com 2017年10月28日
  16. ^ Tyron Zeuge, Isaac Ekpo mandatory rematch postponed to next year ESPN.com 2017年11月27日
  17. ^ Zeuge TKOs Ekpo to retain WBA 168lb title Fightnews.com 2018年3月24日
  18. ^ Zeuge knocked out Ekpo to retain his WBA title WBA公式サイト 2018年3月25日
  19. ^ ジーゲがエクポを2回TKO 1年ぶりの再戦で決着 Boxing News(ボクシングニュース) 2018年3月25日
  20. ^ Rocky Fielding stops Tyron Zeuge for WBA super middleweight belt ESPN.com 2018年7月15日閲覧。
  21. ^ フィールディングが番狂わせ WBA・S・ミドル級獲得 Boxing News(ボクシングニュース) 2018年7月15日
  22. ^ Tyron Zeuge, Team Sauerland Part Ways: Goulamirian Update BoxingScene.com 2018年8月6日閲覧。
  23. ^ Euro News: Tyron Zeuge, Mikhalkin vs. Boesel, More BoxingScene.com 2018年11月15日閲覧。
  24. ^ Euro News: Tyron Zeuge Returns, Muhamed vs. Smakici, More”. Boxing Scene.com. 2022年8月27日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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前王者
ジョバンニ・デ・カロリス
WBA世界スーパーミドル級王者

2016年11月5日 - 2018年7月14日

次王者
ロッキー・フィールディング