ゾロ (ニホンザル)
高崎山自然動物園のボス猿
ゾロは、大分県大分市高崎山の高崎山自然動物園のニホンザルで、C群の8代目αオス(ボス猿)。αオスとしての在位期間は12年1か月で、高崎山で最長である[1]。
生涯
編集個体識別番号が55番と、ゾロ目であったことから名付けられた[2]。
1998年12月に、C群の先代αオスであったゲンタからバナナを奪い取ったことをきっかけに、C群の8代目αオスとなる。高崎山では、力の衰えたαオスが山に去り、その後を序列2位のオスが継ぐ形での穏便な世代交代が多く、実力行使によってαオスの座を奪い取ることは珍しいとされる[3]。
2010年3月25日には、在任期間が11年4ヶ月に達し、B群の第14代αオスであったゴルゴの在任記録11年3ヶ月を更新して、高崎山の歴代αオスで最長となった[4]。
2011年1月7日を最後に餌場に姿を見せなくなり、その後も1か月姿を見せなかったため、2月11日にC群第2位であったベンツがαオスに認定され、就任式が行われた[5][1]。
脚注
編集- ^ a b 新リーダーに高齢「ベンツ」 高崎山C群 大分合同新聞、2011年2月8日
- ^ 最長リーダーの記録更新 高崎山の雄ザル、ゾロ 47NEWS(共同通信)、2010年4月21日
- ^ 「ゾロ」最長政権11年4ヵ月 記録更新へ 優しく厚い信頼 大分・高崎山 西日本新聞 2010年3月23日
- ^ αオス在任、「ゾロ」歴代1位に 高崎山 大分合同新聞 2010年3月26日
- ^ 「C群アルファオス」の交代および就任式のお知らせ 国立公園 高崎山自然動物園、2011年2月8日