ソーベタイト
ソーベタイト、またはトルトベイト石(Thortveitite)は、スカンジウム、イットリウム、ケイ素からなる鉱物であり、組成式は、(Sc,Y)2Si2O7である。スカンジウムの主要な産出源である。ペグマタイトの中に見られる。ノルウェーのエンジニアであるOlaus Thortveitに因んで名づけられた。色は、灰緑色、黒色、灰色である。
ソーベタイト | |
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ソーベタイト | |
シュツルンツ分類 | 9.BC.05 |
化学式 | (Sc,Y)2Si2O7 |
結晶系 | 単斜晶系 |
対称 | C2/m |
モース硬度 | 5-6 |
光沢 | ガラス質 |
条痕 | 灰色 |
比重 | 3.3-3.8 |
プロジェクト:鉱物/Portal:地球科学 |
透明な宝石品質のサンプルが2004年に発見され、2008年発行の"The Journal of Gemmology"誌31巻で報告された。
日本では、京都府で限定的に産出した。
関連項目
編集出典
編集- Webmineral
- Mindat
- Riccardo Bianchi; Tullio Pilati; Valeria Diella; Carlo Maria Gramaccioli; Gregorio Mannucci (1988). “A re-examination of thortveitite”. American Mineralogist 73: 5-6 .
- Schumann, Walter (1991). Mineralien aus aller Welt. BLV Bestimmungsbuch (2 ed.). pp. 223. ISBN 3-405-14003-X