ソルノク - ベーケーシュチャバ - レーケシュハーザ線
ソルノク - ベーケーシュチャバ - レーケシュハーザ線(ハンガリー語;Szolnok–Békéscsaba–Lőkösháza-vasútvonal)は、ハンガリー国鉄の鉄道線の名称である。路線番号は120。ハンガリーとルーマニアを結ぶ路線である。
ソルノク - アラド線 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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路線番号 | 120 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
路線総延長 | 125 km | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
軌間 | 1435 mm | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
電圧 | 25 kW(交流) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
最高速度 | 160 km/h | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
停車場・施設・接続路線 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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歴史
編集この路線は開通当時にオーストリア=ハンガリー帝国の鉄道路線であった。1857年11月にソルノック - デブレツェン区間が開通されたのちに[1]、この路線の工事はハンガリー大平原の開発過程で実行された。1856年11月10日にオーストリア政府はティサ地域鉄道(ハンガリー語: Tisza vidéki vasút, TVV)にこの路線を含めて、いくつかの鉄道敷設に関する許可を与えた[2]。条件はこの路線を1859年末まで開通することであった。工事の過程で37基の木材橋梁設置が必要で、コェロェシュ川鉄道橋が最も長い橋梁であった[3]。この路線は1858年10月25日に開通されて[1]、国有化された前にはティサ鉄道により運営された。1880年に鉄道会社の国有化のため、この区間もハンガリー国営鉄道に引き受けられた。
第一次世界大戦が終わった後に、ルーマニアの国境線が確定されて、この路線の東南部はルーマニア鉄道(Căile Ferate Române, CFR)が引き受けた。その時からロェコェシュハーザ駅とクルティチ駅がそれぞれ国境駅となっている。
ブダペスト近郊についてはブダペスト - ウーイサース - ソルノク線の項目を参照。
特急(Gy)
編集- ダキア号: ウィーン - ブダペスト東駅 - アラド - ブカレスト
- 一日1往復の運行。ソルノク - ベーケーシュチャバ間ノンストップで運行する。ブダペスト以西は1号線に、アラド以東はルーマニア国鉄200号線に直通する。
- 2018,19,21,22年度は、普通列車として運行していた。
区間特急(S)
編集- チャバイ・テケルゲー号: タポルツァ - ソルノク - ベーケーシュチャバ 【夏季の休日運行】
- 夏季限定の運行。一日あたり休日1往復の運行。ソルノク以北は100号線に直通する。メゼートゥール、ジョマ、メゼーベレーニに停車し、南行はケートポーに、北行はムロニにも停車する。
- 2023年度に運行を開始した。
特急「インターシティ(IC)」
編集- トラヤヌス号: ブダペスト東駅 - レーケシュハーザ - アラド - ティミショアラ - ブカレスト
- ムンテニア号: ブダペスト東駅 - レーケシュハーザ - アラド - ティミショアラ - ブカレスト
- ベーガ号: ブダペスト東駅 - レーケシュハーザ - アラド - ティミショアラ
- 一日1往復ずつ、合わせて3往復の運行。アラド以東はルーマニア国鉄310号線に直通する。ケートポーは南行通過、北行停車で、チャールダサーッラーシュは南行停車、北行通過だが、ベーガ号に限り上下ともケートポー停車、チャールダサーッラーシュ通過である。
- 2020年以前はケートポーを通過していた。2021年度以前は、トラヤヌス号とムンテニア号のみ、一日2往復の運行であった。
- イステル号: ブダペスト東駅 - レーケシュハーザ - アラド - ブラショフ - ブカレスト
- フォガラシュ号: ブダペスト東駅 - レーケシュハーザ - アラド - ブラショフ
- 一日1往復ずつ、合わせて2往復の運行。アラド以東はルーマニア国鉄200号線に直通する。ケートポーは南行通過、北行停車で、チャールダサーッラーシュは南行停車、北行通過。
- 2020年以前はケートポーを通過していた。
- ザラーンド号: ブダペスト東駅 - レーケシュハーザ - アラド
- マロシュ号: ブダペスト東駅 - レーケシュハーザ - アラド
- ケレシュ号: ブダペスト東駅 - レーケシュハーザ - アラド
- 一日1往復ずつ、合わせて3往復の運行。上記、ルーマニア各地への直通列車と合わせて2時間に1本の運行となっている。ケートポーは南行通過、北行停車で、チャールダサーッラーシュは南行停車、北行通過が多いが、ザラーンド号はその逆である他、南行はソルノク - ケートポー間の各駅に停車する。
- 過去の運行形態
- ベーケーシュ号: ブダペスト東駅 - ベーケーシュチャバ ( - レーケシュハーザ)
- 2時間に1本の運行。多くはベーケーシュチャバ止まりで、一部はレーケシュハーザまで運行する。ケートポー、チャールダサーッラーシュ、ナジラポシュの3駅は1駅停車、2駅通過で、南行はケートポー停車、北行はチャールダサーッラーシュ停車が多く、ナジラポシュ停車は一日1往復に限られる。
- 2017年以前は、夏季のみ、ヴァルナ・ブルガス始発の列車が週2便片道のみ運行していた(ヴァルナ方面行はインターシティに併結されて運行)。2020年以前は、2.5往復を除いて、特急(O)として運行していた他、ケートポーは全列車通過していた。
普通
編集- ソルノク - レーケシュハーザ
- 早朝と夕方・夜間のみの運行で、ソルノク - メゼートゥール間が一日4-6往復、メゼートゥール - ベーケーシュチャバ間が一日3.5往復、ベーケーシュチャバ - レーケシュハーザ間が一日2.5往復の運行。片道1本のみ、プスタポーを通過し、この列車はレーケシュハーザ発ブダペスト行で運行される。
- 過去の運行形態
- クリティチ - アラド
- 一日7往復の運行。
駅一覧
編集以下では、ハンガリー国鉄120号線の駅と営業キロ、停車列車、接続路線などを一覧表で示す。
- 種別
- IC:特急「インターシティ」
- Gy:特急ダキア号
- Sz:普通
- 停車駅
- ■印:全列車停車
- ●印:大部分停車、一部通過
- ◐、◑印:大部分停車、一部通過
- ○印:大部分通過、一部停車
- |印:全列車通過
路線名 | 駅名 | 駅間営業キロ | 累計営業キロ | IC | Gy | Sz | 接続路線 | 所在地 | |
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120 | ブダペスト東駅 | 0 | ■ | ■ | ■ |
1号線(ミュンヘン方面)、40号線(ペーチ方面) |
ブダペスト市 | ||
この間の各駅はブダペスト - ウーイサース - ソルノク線の項目を参照。 | |||||||||
ソルノク駅 | - | 100 | ■ | ■ | ■ |
82号線(ハトヴァン方面)、86号線(ヤーサパーティ方面) |
ヤース・ナジクン・ソルノク県 | ソルノク郡 | |
サヨル駅 | 10 | 110 | ○ | | | ■ | 100号線(ニーレジハーザ方面) | |||
ティサテニェー駅 | 7 | 117 | ○ | | | ■ | 130号線(センテシュ方面) | テレクセントミクローシュ郡 | ||
プスタポー駅 | 8 | 125 | ○ | | | ● | メゼートゥール郡 | |||
ケートポー駅 | 3 | 128 | ◐ | | | ■ | ||||
チュガル駅(休止中 *1) | (13) | | | | | | | |||||
メゼートゥール駅 | 13 | 141 | ■ | | | ■ | 125号線(メゼーヘジェシュ方面) | |||
ナジラポシュ駅 | 10 | 151 | ○ | | | ■ | ベーケーシュ県 | サルヴァシュ郡 | ||
ジョマ駅 | 8 | 159 | ■ | | | ■ | 127号線(ヴェーステー方面) | |||
チャールダサーラーシュ駅 | 11 | 170 | ◑ | | | ■ | ベーケーシュ郡 | |||
メゼーベレーニ駅 | 9 | 179 | ■ | | | ■ | ||||
ムロニ駅 | 6 | 185 | ● | | | ■ | ||||
ベーケーシュチャバ駅 | 11 | 196 | ■ | ■ | ■ | 128号線(ケテジャーン方面)、135号線(セゲド方面) | ベーケーシュチャバ郡 | ||
ケーテジハーザ駅 | 17 | 213 | ■ | | | ■ | 121号線(メゼーヘジェシュ方面) | ジュラ郡 | ||
レーケシュハーザ駅 | 12 | 225 | ■ | ■ | ■ | ||||
200 | クルティチ駅 | 11 | 236 | ■ | ■ | ■ | アラド県 | クルティチ町 | |
アラド駅 | 17 | 253 | ■ | ■ | ■ |
ルーマニア国鉄 |
アラド市 |
- (*1): 2023年6月に休止[6]。
参考文献
編集- Kovács, László (2000). Geschichte der Ungarischen Eisenbahnen 1846–2000. Budapest: Ungarische Staatseisenbahnen AG. ISBN 963-03-8370-5
- Hermann Strach (1898) (ドイツ語). Geschichte der Eisenbahnen Österreich-Ungarns. Geschichte der Eisenbahnen der Oesterreichisch-Ungarischen Monarchie. Band 1.1. Wien / Teschen / Leipzig: Karl Prochaska. pp. 73–503
- Josef Gonda (1898) (ドイツ語). Das Eisenbahnwesen in Ungarn seit 1867. Geschichte der Eisenbahnen der Oesterreichisch-Ungarischen Monarchie. Band 3. Wien / Teschen / Leipzig: Karl Prochaska. pp. 355–418
外部リンク
編集- 路線経路、主要施設、許容速度: OpenRailwayMap
脚注・出典
編集- ^ a b Strach (1898) Band 1.1, p. 442
- ^ Adalbert Theodor Michel (1860) (ドイツ語). Oesterreichs Eisenbahnrecht. Verlag Braumüller. p. 9
- ^ Julius Michaelis (1859) (ドイツ語). Deutschlands Eisenbahnen. Verlag Amelang. pp. 357~361
- ^ 2016-2017. évi menetrend
- ^ a b 2021-2022. évi vasúti menetrend – 2. sz. módosítás – Érvényes 2022. június 18-tól.
- ^ a b c 2022-2023. évi vasúti menetrend – 2 sz. módosítás kézirat– Érvényes: 2023. június 17-től
- ^ 2022-2023. évi vasúti menetrend – 3 sz. módosítás kézirat– Érvényes: 2023. augusztus 28-tól