ゼムガレラトビア語: Zemgaleリヴォニア語:Zemgāl、ポーランド語: Semigaliaリトアニア語: Žiemgala)は、ラトビアの歴史的な地域区分のひとつ。ラテン語名のセミガリア (Semigalia, Semigallia) やドイツ語名のゼムガレン: Semgallen)としても知られる。

ゼムガレの紋章
ラトビアの歴史的な地方区分

現在のラトビア共和国の南部にあたり、セロニア、ジェマイティヤ(サモジチア)、クールラントリヴォニアと境を接する。リトアニアの一部を含む場合もある。地勢は平らで、主要河川はダウガヴァ川、最大都市はかつてクールラント公国の首都が置かれたイェルガヴァである。このほかアウツェ (Auce) 、バルドネ (Baldone) 、ドベレ (Dobele) 、エングレ (Engure) 、イエツァヴァ (Iecava) 、ヤウンピルス (Jaunpils) 、オゾルニエキ (Ozolnieki) 、ルンダーレ (Rundāle) 、テールヴェテ (Tērvete) 、トゥクムス、ヴェツムニエキ (Vecumnieki) の各基礎自治体が含まれる。

歴史

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地域名はバルト人のゼムガレ人からとられた。13世紀からセロニアもゼムガレに含まれるようになり、現在もゼムガレ選挙区の東部をなす。同じバルト人のセロニア人にちなむ、この地域はリトアニアの北東部でもある。

1795年から1918年までロシア帝国のクールリャント県に属し、第一次世界大戦後にラトビア領となった。

参考文献

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