スワンニー・スコンター
スワンニー・スコンター(สุวรรณี สุคนธา,Suwanni Sukhontha,1932年3月1日- 1984年2月3日)は、タイ王国の作家。本名は、スワンニー・スコンティヤン(สุวรรณี สุคนธ์เที่ยง)。
スワンニー・スコンター สุวรรณี สุคนธา | |
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誕生 |
1932年3月1日![]() |
死没 |
1984年2月3日![]() |
職業 | 小説家 |
国籍 |
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代表作 | 『その名はカーン』 |
主な受賞歴 | SEATO文学賞、タイ全国図書協会文学賞 |
デビュー作 | 『プックへの手紙』 |
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略歴
編集タイのピッサヌローク県に生まれる。中等教育のあとバンコクのシラパコーン大学の美術科を卒業。同大学で教師を勤めつつ、創作活動をはじめる。1965年に短篇小説『プックへの手紙』(Chot Mai Thueng Puk, จดหมายถึงปุก)を発表。最初の長篇小説『愛の炎は消えず』(Sai Bo Yut Sane Hai, สายบ่หยุดเสน่ห์หาย)で人気を博す。1970年の『その名はカーン』では、タイの社会問題を描き、SEATO文学賞を受賞。1972年には『愛の翼で』(Duai Pik Khong Rak, ด้วยปีกของรัก)でタイ全国図書協会文学賞を受賞した。『その名はカーン』は、チャートリーチャルーム・ユコンの監督で映画化もされ、その他の作品もテレビドラマなどで映像化されている。
文芸誌『ララナー』(Lalana, ลลนา)を創刊し編集長となり、故郷のピッサヌロークを舞台としたエッセイとして『動物園』を連載するが、1984年に死去。
主な著作
編集- 日本語訳
参考文献
編集- 吉岡峯子 『サーラピーの咲く季節』訳者あとがき