ストーン・エイジ (バンド)

フランスのバンド (1992-)

ストーン・エイジ(Stone Age)は、ケルト音楽や主となるブルトン、現代的で電子的なアレンジを備えたテーマを組み合わせ、ワールドニューエイジの要素を追加したフランスポップ・ロック・バンド。もともとパリ出身のこのグループは、ミシェル・ヴァリー、マルク・ヘイズン、ジェローム・ゲーゲン、ドミニク・ペリエで構成されている。ストーン・エイジは、これまでに『ストーン・エイジ』(1994年)、『タイム・トラヴェラーズ』(1997年)、『Promessa』(2000年)、『Totems D'Armorique』(2007年)、『Bubry Road』(2022年)という5枚のスタジオ・アルバムをリリースした。

ストーン・エイジ
Stone Age
出身地 フランスの旗 フランス パリ
ジャンル ポップ・ロックエレクトロ、ケルティック・ロック、ブルトンワールドニューエイジ
活動期間 1992年 -
レーベル Coop Breizh、Keltia、Glaz Music & Publishing、コロムビア/ソニー
公式サイト mfqifxu.cluster031.hosting.ovh.net
メンバー ミシェル・ヴァリー
マルク・ヘイズン
ジェローム・ゲーゲン
ドミニク・ペリエ

略歴

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ストーン・エイジは、1992年にインストゥルメンタルによるブルトンのグループであるグウェンダル (Gwendal)に在籍した3人の元メンバーによって結成された[1]。ベーシストのミシェル・"ケルヴァドール"・ヴァリーは、かつてブルトン・ミュージシャンのアラン・スティーヴェル、カナダの歌手ロベール・シャルルボワ、フランスの歌手ジャンパトリック・カプドヴィエル、そしてフィリップ・ラビルと仕事をしていた[2]。キーボード奏者のジェローム・"ラシラウエト"・ゲーゲンは、ニューエイジの作曲家ジャン・ミッシェル・ジャールとコラボレーションしていた。ドラマーのマルク・"ポンカレック"・ヘイズンは、シェイラの1980年のアルバム『Pilote Sur Les Ondes』で演奏していた[3]。彼らは、やはりジャールとの演奏経験があるキーボード奏者ドミニク・"テラコッタ"・ペリエをメンバーに追加した[1]

ワールドニューエイジの作曲を組み込んで、ケルト音楽の要素、主にブルターニュの音楽を歌にして、1994年にデビューとなるセルフタイトル・アルバムをリリースした。これには、ペリエと結婚していたジャネット・ウラコットのゲスト・ボーカルが含まれていた[4]。このレコードは、翌年、ワールドミュージックのカテゴリで、ヴィクトワール・ド・ラ・ミュージックのノミネートを獲得した[1][5]

1997年、彼らは2枚目のアルバムである『タイム・トラヴェラーズ (Les Chronovoyageurs)』を発表した。『タイム・トラヴェラーズ』はボーカルにウラコットをフィーチャーしており、ギタリストのパトリック・ロンダット、ハーディ・ガーディ奏者のジル・チャベナット、マルチ楽器奏者のロイック・テールブレスト、ロバート・ル・ガルなどの多彩なゲスト・ミュージシャンが参加した[5]

ストーン・エイジのサード・アルバム『Promessa』は2000年に登場した。7年後にアルバム『Totems D'Armorique』を発表[6]。14年の活動休止の後、バンドは2021年にシーンへと戻り、翌年に5枚目のスタジオ・アルバム『Bubry Road』をリリースした[7]

メンバー

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  • ジェローム・"ラシラウエト"・ゲーゲン (Jérôme "Lach'ilaouët" Guéguen) – キーボード、ボーカル
  • ミシェル・"ケルヴァドール"・ヴァリー (Michel "Kervador" Valy) – ベース、ボーカル
  • マルク・"ポンカレック"・ヘイズン (Marc "Ponkallec" Hazon) – ドラム、パーカッション、ギター、ボーカル
  • ドミニク・"テラコッタ"・ペリエ (Dominique "Terracotta" Perrier) – キーボード

ギャラリー

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ディスコグラフィ

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アルバム

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  • 『ストーン・エイジ』 - Stone Age (1994年、Columbia)
  • 『タイム・トラヴェラーズ』 - Les Chronovoyageurs (1997年、Saint George)
  • Promessa (2000年、Night & Day)
  • Totems d'Armorique (2007年、Keltia Musique)
  • Bubry Road (2022年、GLAZ Music & Publishing)

脚注

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  1. ^ a b c “[Musique Bretonne Les vibrations lithiques de Stone Age [[Breton Music] The lithic vibrations of Stone Age]”] (フランス語). (16 January 2016). https://www.argedour.bzh/musique-bretonne-les-vibrations-lithiques-de-stone-age-5575747/ 17 July 2023閲覧。 
  2. ^ “Michel Valy (1994)” (フランス語). https://aerozonejmj.fr/michel-valy/ 18 July 2023閲覧。 
  3. ^ “Sheila – Pilote sur les ondes”. https://www.discogs.com/master/1367501-Sheila-Pilote-Sur-Les-Ondes 18 July 2023閲覧。 
  4. ^ “Janette Woollacott, grand amour et seule femme de Claude François, est morte [Janette Woollacott, great love and only wife of Claude François, is dead]” (フランス語). (16 November 2011). https://www.purepeople.com/article/janette-woollacott-grand-amour-et-seule-femme-de-claude-francois-est-morte_a91235/1 18 July 2023閲覧。 
  5. ^ a b “Stone Age” (フランス語). (22 April 1998). https://archive.wikiwix.com/cache/index2.php?url=https%3A%2F%2Fwww.letelegramme.fr%2Far%2Fviewarticle1024.php%3Faaaammjj%3D19980422%26article%3D3614913%26type%3Dar#federation=archive.wikiwix.com&tab=url 17 July 2023閲覧。 
  6. ^ “Stone Age”. https://www.discogs.com/artist/308200-Stone-Age-2 18 July 2023閲覧。 
  7. ^ “Le retour rock'n'roll de Stone Age à Pleyben [The rock 'n' roll return of Stone Age in Pleyben]” (フランス語). (22 January 2021). https://www.letelegramme.fr/finistere/pleyben-29190/le-retour-rocknroll-de-stone-age-a-pleyben-3749548.php 17 July 2023閲覧。 

外部リンク

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